ドモス王国
元々は北陸の荒野の貧しい国。周辺地域は年の半分は大地が氷に覆われる極寒の気候、夏も非常に短い。しかしロレントが国王になってから彼の野望に付き従い、周辺諸国を征服しながら覇道大国の道を突き進んでいる。
とりわけ沃土に恵まれた中原のクラナリア王国を制したことが重要なターニングポイントとなった(『ハーレムダイナスト』上下巻)。同国の旧王都カーリングは今もドモスの副都として世界最大級の賑わいを見せている(『ハーレムキャラバン』)。
最盛期は十二カ国ほどを支配したが、インフェルミナの失陥をきっかけに領土拡大は停滞(『ハーレムクライシス』『ハーレムデスティニー』)、オルシーニ・サブリナ二重王国による包囲網もあり辺境部では武力衝突も相次いでいる(『ハーレムウェディング』)。
ドモス第一王太子アレックスのフレイア王国進軍により、十年ぶりに他国の領土征服に成功した(『ハーレムジェネシス』)。今なお大陸北部広域に勢力を築く大国である。
関連作品
『ハーレムダイナスト 新・黄金竜を従えた国』上下巻(2010年12月、2011年1月発売)
『ハーレムキャラバン』
『ハーレムウェディング』
『ハーレムジェネシス』
インフェルミナ王国
領土は狭いながらも、茶葉とワインの産地として大陸に広く知られた霧の国。東西へ通じる広街道を持ち、交易の中継点として栄える地勢だったが、ひとたび戦乱の世になると大国同士の緩衝地帯となってしまった。
元々、北方ドモス王国の領土拡張については傍観者的な立場を取っていたが、隣国が滅ぼされたことをきっかけに否応なしに侵略を受けてしまう(『ハーレムクライシス』『ハーレムデスティニー』)。
その後、周辺国の得て王都の奪回に成功。ドモスとも和平を結んだが、未だにに火種は多く、前途には多難が予想される。