肉棒の上側をシャロンに、下側をパメラに、ニギニギと握り心地を確かめられる。
そして、頃合いを見計らってシャロンが促す。
「では、ご奉仕致しましょう」
「うん……」
すっかり意気投合している二人は、互いの頬を付けるようにして顔を下ろすと、口に開き唾液の滴る舌先を刺し伸ばし、尿道口にチロリチロリと舐めてきた。
「くっ……」
男の敏感な粘膜に、女の粘膜が触れたのだ。ライラックは思わず呻いてしまったが、必死に平静を装う。
「あぁ美味しい。これがご亭主殿のお逸物の味♪」
幸せそうなシャロンとは対照的に、パメラは複雑な顔をする。
「なんか、しょっぱいだけのような……」
「うふふ、味はね。お大事はね、舌で味わうのではないの。心で味わうのよ。わたくしたちが舐めたことによって、ご亭主殿があんなに気持ちよさそうな顔をしている。こう心が沸々と幸せな気分で満たされない?」
シャロンの艶っぽい流し眼がライラックの顔を捉える。それを追ったパメラは頷いた。
「確かにライのこんなだらしない表情初めて見る。なんだかとっても気持ちいい♪」
本文中より抜粋
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※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |