作品紹介
|
||||||||||||||
アマゾンでのご購入はこちら! |
登場人物
六条桜子(ろくじょう さくらこ)
都内の名門・姫琴女学院に通う旧家のお嬢様。
艶やかな黒髪、近付きがたい優美な雰囲気の持ち主だが、根は真面目で素直な少女。
ただ、いささか世間ずれしている面もある。
山城飛鳥(やましろ あすか)
陸上部所属のスポーツ少女。
雌猫のような雰囲気の快活な美少女で、悪戯っ気たっぷりの言動で薫を翻弄する。
伊勢由香里(いせ ゆかり)
読書好きで、眼鏡をかけた物静かな少女。
真面目な性格で、放課後しばしば薫の下へ質問をしに来ている。
関島薫(せきじま かおる)
この春に大学を卒業、姫琴女学院に教師として赴任したばかりの青年。
教育熱心だが、年頃の女の子と接するのがやや苦手。
本文内容紹介
(はうっ、ああぁ……。ふ、二人とも……こんな時に……)
飛鳥と桜子とは、競い合うようにしてひとつの亀頭を舐めしゃぶっていた。
左右から代わる代わるに唇をかぶせて吸いしごいたり、唇同士を触れさせながらついばむ。二枚の舌で亀頭の笠裏を舐めなぞったかと思えば、唾液にぬめった舌と舌とをこすりつけ合いながら頭頂部の鈴割れをねぶりまわす。
きのこ状に肥大した亀頭を二人がかりで口唇奉仕しているだけでなく、野太い肉胴を桜子が手しごき愛撫していた。昨日今日での淫らな実習で、令嬢の手淫技術は急速に向上している。しなやかな白指を太い肉柱にねっとりと絡みつかせ、その脈動ぶりからよがり度合いを読みとりつつ、艶めかしい指づかいでしごき上げていた。
「うっ、んうぅぅ……」
抑えきれない歓喜が呻きとなってこぼれ出てしまう。
「本当に大丈夫ですか?」
眼鏡をかけた女生徒は、気づかわしげに尋ねた。
「え、ええ……。心配をかけて申し訳ないです……うぅ……」
机の下の勃起男根から快楽が駆け上がってきて、薫はびくんと肩をふるわせる。
どうやら飛鳥も桜子も、何も知らない女生徒の前で薫をよがらせることに、嗜虐的な喜びを見出しているようだ。薫がこらえればこらえるほど、亀頭を舐める舌の蠢きや肉胴をしごく手つきが、次第次第に淫らさを増してゆく。
女生徒の唇と唇とが触れ合い、舌同士がこすれ合う時、机の下の空間ではごくかすかながら熱い吐息がもれ、ちゅくちゅくという唾液音が響いていた。
それらが由香里の耳に届きはしないかと、薫は気が気でない。
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。