登場人物

●杉咲　架純（すぎさき　かすみ）
成績優秀、本好きで地味な女子校生。
引っ込み思案な性格でクラスでも浮いた存在だったが、
葉山との交際を皮切りに隠れた本性が明るみとなっていく。

●葉山　健太郎（はやま　けんたろう）
架純のクラスメイトで草食系な見た目の優男。
痴漢に遭っていた架純を助けたことがきっかけで交際を始める。

●山崎　亮平（やまざき　りょうへい）
葉山の幼馴染の男子。若干不良じみた性格で素行が悪い。
童貞であることに引け目を感じている。

●海原　倫蔵（かいばら　りんぞう）
学園の教師で生徒指導部顧問。担当科目は体育。
醜い外見で性格も歪んでおり、全生徒に嫌われている。

目次

序章 隠れた私

一章 初めての体験

二章 ひとつ目の分岐点

三章 ネトラレ

四章 嵌っていく私

五章 はずれちゃったタガ

六章 終わりなきリビドー

七章 これが、私──

本文内容紹介

（でもっ、気持ちいい、オマ○コ──ううん、子宮ズコズコされるの気持ちいいっ!!　もうイッちゃう、お腹溶けるぅ、カラダ熱すぎて、頭、霞んでぇ……!!）
　耐えているのは分かっているだろうに男は容赦なくピストンしてくる。太い杭でも打ち込むかのように膝をたわめて真下から何度も何度も。そのたびにパンパンと尻たぶが弾け、たわわな乳房が上下に揺れ躍る。はだけた制服はとうに汗びしょでなんの役にも立ちはせず、濡れて透けて肌に張り付き布切れ同然にはためいているのみ。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、いい具合だ、おおっ、ギチギチしめおるっ……！　出すぞ、こってり煮込んだアツアツの特製を子宮目掛けてぶち込んでやるっ……！」
　と、それまで腰を振っていた海原が、力を溜めるよう、一度大きく腰を引いた。　そして直後、ニィッと口端を上げ。
「降りてきた子宮にとどめの一撃──食らえっ！」
「んぎっあっああああっっ!?」
　──ズコンッッッ！
　ギリギリまで抜けた太長いペニスが、勢いをつけて膣孔を下から深々と挿し貫いた。
　油断した膣底を大きく突き上げ子宮をも跳ねさせる力強い一撃。
　途端に架純は天井を仰ぎ、派手に仰け反って潮を噴いた。
　「イッッック、イッッ──ああああっっっ……」
　胎に響く重々しい衝撃と全身を貫く甘美感とが、ひとまとめとなって五感を襲う。
　これまでにない鮮烈かつ強烈な絶頂感だった。脳天まで来るどころかその上まで突き抜け、文字通り昇天したかと思った。この一撃だけで本当に失神しかけたほどだ。
　（声、出ちゃっ──我慢なん──も、無理ぃ──）
　堪らず嬌声をあげたことも自制を崩壊させる要因だった。一旦我慢の限界を超えればあとは駄々漏れになってしまうもの、絶頂感もまた同じだった。耐えていたものがプツリと切れて甘美感で遍く満たされ、忘我させるほどの官能の嵐と多大な余韻がやってくる。
　「おおおっ……出る、ぞっ……！」
　「はあはあ、あっっっあああぁ──っっ」