登場人物

源　杏(みなもと　あんず)
宗介と婚約中の武闘家少女。明るく快活な性格。
華奢な身体つきだが巨乳であり、
若さ溢れる色香を漂わせている。

千代田　宗介(ちよだ　そうすけ)
千代田流古武術師範。
古風な義理堅い気質のため、
杏とは清い交際を続けている。

久里須(くりす)
元門下生の軽薄な男。
「道場破り」として杏たちの前に現れる。

目次

第一話 招かれざる客

第二話 献身の裏で

第三話 絆の代償

第四話 植え付けられていた火種

第五話 その手が握るのは

最終話 守り抜いたもの

本文内容紹介

「あっあっあっ……だめっ、この格好っ、もっと奥っ、刺さるっ……あんっ、あんっ、あんっ」
　ギシギシと激しく軋むベッドと共に、反り返った男根で深くまで掻き混ぜられる蜜壺がグチュグチュと悶えた。
「やだっ、やだっ、またくるっ……こんなの、初めてっ……うっあっ、あっあぁ、はっん　お願い、もう許して……宗介さん以外のおちんちんで、イキたくないっ……」
　汗を浮かべて肌を交わらせる二人を見届けながら、そもそも自分には声を掛ける資格すらない事を宗介は知る。
「あっ、すごっ♡　おちんぽっ、硬いっ♡　あっあっ、いっいっ、やっあっ、そこっ、そこっ、きもちっ♡」
　今は路傍の石のように傍観者たり得るしかない。それでも、と宗介は心を萎えさせない。
「イクッ、イクッ、イっちゃうっ……おま○こ、後ろから突かれてイっちゃう……」
　大切な人を取り返す為に、次こそ勝利を手放さないと歯を食いしばる。
　犬のように犯され、乳房を派手に前後に揺らす恋人と、彼女の背中を快楽と優越感で見下ろすかつての弟子の笑みを目に焼き付けた。
「あっあっ、これっ、だめっ、久里須のちんぽ、おっきくて強い……あっあっあっ、イクイクイクッ♡　イックゥッッッ♡」
　絶頂で激しく反り返った背中を白くマーキングされる杏に対し、胸中で激しく愛と勝利を誓いながら、宗介の意識が再び薄らいでいった。

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