作品紹介
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登場人物
菅野 徹
(すがの とおる)
ひそかにSM趣味のある大学生。
血のつながらない妹・更紗の自分に対する思いに葛藤する。
美術の道を目指していたが受験で挫折し、そのことで妹と距離ができてしまう。
菅野 更紗
(すがの さらさ)
徹に兄妹以上の感情を抱いている十八歳の女子高生。
ポニーテールが映える快活な少女で、新体操部に所属。
素直で甘えん坊な性格。バストサイズは手に収まる程度。
目次
序章 ポニーテールと汗とシャワー
第一章 恋愛相談はアニキの部屋で
第二章 妹の肌は誘惑の香り
第三章 おしおきはおねだりと引き替えに
第四章 羞恥の散歩はデートの中で
第五章 屋外エッチは我慢のあとで
第六章 レオタードは恥蜜に染みて
終章 妹と彼女との境界線
本文内容紹介
「痛いの、少しはおさまってきたか?」
「う、うん。もう大丈夫だと思う。お兄ちゃんのしたいようにして?」
囁くような小さな声。普段は元気一杯な更紗らしくもないが、これはこれで可愛げがある。何より、痛みがあるだろうに微笑みさえ浮かべているのがいじらしい。
「それじゃあ動くけど、痛かったら言えよ」
耳たぶに軽くキスするだけで敏感な肌が反応し、膣肉が締まる。吐息が震えるのすらも愛おしく、この美肉を自分のものにしたい欲望にかられた。ソファのクッションに両手をつくようにして腰を使っていく。
「あ……や、やあっ」
カリが柔肉をえぐる。腰を引いて膣口付近の締め付けを楽しんだかと思うと、今度は奥へと突き入れる。中程の広がりと肉ひだのやんわりとしたまとわりつきが心地よく、その先はまた締まり気味になり、狭まっていく。
「や、やだっ。声、とまらないっ」
内部の潤いも増してきたのか、だんだん滑りがよくなってくる。動きが軽くなってくるにつれ、妹の声も弾むようにリビングに響いていた。それが恥ずかしいのか、口元に手をもっていくのだがとても抑えきれないようだ。
「いいんだよ。可愛い声、聞かせろよ」
一突きごとに彼女の内部の形がペニスに伝わってくる。先端にコツンと触れる塊の感覚はおそらく子宮だ。彼女の女の中心がそこにあると思うとそれだけで興奮が増す。ペニスがさらに硬度を増し、肉の鞘を破らんとばかりに反り返る。
「そ、そんなの恥ずかしいよっ。あんっ、んっ、んんっ」
すべやかな太腿が男の腰を挟み込む。男を逃がさないかのようなしぐさだが、本人は意識していないようだ。男の腰の動きにつれて細腰がうねり、抑えきれない喘ぎ声がこぼれ出す。ぎこちない動きがみるみるうちに滑らかになっていくのは新体操選手ならではの身体の柔らかさと運動能力かもしれない。
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。