目を瞑り、呼吸を整える。
  ぬちょ、ねちょ、と舐め回されている背筋やヴンヴンと揉み解されている太腿を意識の外へ追いやり、丹田に輝く太陽をイメージして――しかし。
「はぅっ!?」
  たわわな乳房全体に冷たい粘膜がヌチョッと貼りつき、せっかく高めた集中力が途切れてしまった。慌てて胸を見下ろすと、サラシで締めた巨乳全体が、ふたつ並んだ大きな吸盤に咥え込まれている。
「て、テメェ……ッ! オレの胸に、なにして……ぁあっ!? うぁああっ!?」
  左右の乳房全体が、ムチュ、ムチュ、と吸い立てられた。サラシに守られているはずの乳首に鋭い吸引感が閃き、感じやすい肉豆がたちまち充血して、濡れた布地を突き破らんばかりにプクッと勃起。
  それだけではない。
  胸の双球に貼りついた肉のお椀には指先のようなイボイボが無数に生えていて――柔らかな乳肉をムニムニと揉み、きつく巻いたサラシをこじ開けて、乳肌に触れようとする。
「うぅ……あぁ、あ、熱い……!?」
  肉イボの群れに蹂躙された乳房が、内側からじんわり煮え始めた。
(くそう、畜生……こんな、ゲテモノに……ッ!)

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