作品紹介
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登場人物
藤倉 優也
(ふじくら ゆうや)
東京のマンションで一人暮らしをする童貞の大学二年生。
真面目な学生で、マンションの隣室の仁志乃茉莉に
数学を教えている。
仁志乃 繭
(にしの まゆ)
優也の隣の部屋に住む三十八歳の未亡人。
怪奇小説の人気作家。落ち着いた優しげな風貌には
似つかわしくない、むっちりした体型の爆乳美熟女。
仁志乃 茉莉
(にしの まつり)
優也に家庭教師をしてもらっている十六歳の高校一年生。
繭の娘。優也に恋心を抱いている。母親似の聡明で
端正な顔つきで、性感豊かなFカップの巨乳を持つ。
目次
プロローグ 家庭教師、飛ぶ
第一章 家庭教師と飢えた未亡人
第二章 家庭教師とねだる教え娘
第三章 家庭教師と熟女と処女
第四章 家庭教師と女体ビエンナーレ
第五章 家庭教師と秘密のホテル
第六章 家庭教師と母娘並んで
本文内容紹介
赤熱する亀頭が、そっと両手で包まれる。膝立ちの腰がビクンと動いた。敏感な部分に快感が流れた。
繭は手を動かさない。ペニスを強く握るのでもなく、ただ手のひらでやさしく挟むだけ。まるで幼い女児が心を安らげるために、たいせつな人形を抱くような触り方だ。
優也が漠然とイメージしていた『熟女との濃厚なセックス』とは大きくはずれている。触れ合うほどに、繭が不思議な存在に思えてくる。その不思議さが、優也を惹きつける。
使えない右手のかわりに、優也は顔を左の乳房に押し当てた。目も鼻も口も、やわらかい乳肉に密着してふさがれる。しかし鼻先にだけ、他とは異なる硬い感触が当たった。想像を超える発見に、優也は胸の内で喝采をあげる。
(乳首だ! 勃起してる乳首は、こんなに硬いんだ!)
すぐさま感動と驚嘆の源泉を、口に咥えた。唇で乳首を挟み、先端を舌で舐める。
「あひっ!」
今までより高い嬌声が、優也の耳に飛びこんできた。亀頭を包む手のひらの圧力が、やや強くなる。
肉筒をしゃぶりながら視線を上へ向けると、繭と目が合った。不思議な液体を流したように、黒い瞳がとろとろと潤んでいる。
「乳首を舐められて、あんん、とっても気持ちいい」
しっとりした歓喜の声を耳にそそがれて、優也は鼓膜を濡らされる思いがする。強い欲望が、入道雲のように沸き起こる。
(繭さんをもっと感じさせたい。繭さんの胸をもっと感じたい!)
優也は左手の指で、右の勃起乳首をつまんだ。強い力を入れないように注意しながら、親指と人差し指で桜色の筒を上下にこする。
「やっ、やはああ、乳首が両方とも、気持ちいいのっ!」
繭は意識して自分の快感を口に出す。はじめて女を愛撫する優也に、きちんと女を悦ばせていることを伝えたい。自分が、優也の手で歓喜していることをちゃんと教えてあげたい。
「すてきよ、優也くん。そのまま、乳首の愛撫をつづけて」
「ふわい!」
優也は乳首を咥えたまま返事をする。声がしこりきった女の急所を細かく振動させて、さらに繭の胸に愉悦の波を起こす。
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。