作品紹介
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登場人物
倉木 夏美(くらき なつみ)
マンション「ノーブル・天宮」に住み、近所からも人気を集める人妻。夫との間に一歳の娘を持つ、二十九歳。
鈴原 涼子(すずはら りょうこ)
新婚生活二ヶ月目の若々しい主婦。二十五歳。夏美とは友人関係にある。
三沢 泰作(みさわ たいさく)
夏美の夫が務める会社の部長で好色な中年男性。彼女のかつての上司でもある。
佐藤(さとう)
秘密クラブを運営する色事師。三沢の依頼で彼の計画に荷担する男。
飯尾 充(いいお みつる)
スポーツクラブでアルバイト中の大学生。テニスのコーチとして涼子と夏美に慕われる。
本文内容紹介
「夫の前でこんなに濡らしていいのかね。今にも気をやりそうじゃないか」
調教の手応えを感じ、三沢は満足そうに嗤いながら指を抜き差しさせる。
(ああ……あ、あなた……)
夫の背中をもう一度見つめる。この世で唯一愛する男性。どんな時も、何があろうと一緒に生きていくと決めた。その夫を裏切るようなことは絶対にしてはならない。
(誠司さん……夏美はきっと、耐えてみせるわ)
唇を強く噛み締め、萎えそうな心に鞭を打つ。ここで堕とされてしまえば、もう二度と夫の顔を見ることができなくなってしまいそうだ。
(もうやめて!)
切れ長の二重が強い輝きを放ち、男たちを睨む。その眼はまだ死んでおらず、佐藤は一瞬怯んで、責めの手を止めてしまったほどだ。
「フフフ。まだそんな顔ができるとは、それでこそ夏美君だ」
だが三沢は余裕綽々。旅行鞄の中から何かを取り出した。
他の客に見つからないようにそっと下に回し、人妻の聖域に狙いを定める。すでに潤いを湧かせてしまった秘園は、責めを待ち望むようにヒクついていた。
「ああ……な、なにを……ひっ!」
押し当てられたモノの重量感に狼狽え、慌てて視線を下に向ける。そこには鈍い光を放つ黒い棒状のモノ握られていた。奥手の夏美でもそれが何かはすぐにわかる。直径四センチはあろうかという極太の男根型バイブレーターだ。硬い無機質なシリコンの責め具は、鋭角のカリや這い回る血管まで再現されており、指とは比較にならない破壊力を秘めているだろう。
(まさかそんなモノを使うの? こ、こんなとことろで?)
三沢の異常性に怯えると同時に、すでに火をつけられている自分の身体がどうなってしまうのか。恐ろしくてお尻がブルッと胴震いした。
「いくぞ、夏美君」
三沢が力を込め淫具をねじ込んだ。ジュブジュブと湿った音を立てて、黒い疑似男根が人妻の秘所を侵略していく。
「ぅあ……あぁ……そんな……ンああぅ」
下腹に広がってくる甘ったるい圧迫感に息が詰まった。バイブレーターは三沢のペニスよりも太いが、執拗な前戯で蕩けた粘膜は十分に拡張して野太いカリを呑み込み始める。
(は、入って……きちゃうっ)
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。