作品紹介
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登場人物
矢来涼香(やらい すずか)
結婚五年目、28歳の美人奥様。もともと活発で誰にでも優しく、明るい性格。夫はエリート会社で働き、家で留守を守っていることが多い。
矢来真二(やらい しんじ)
実家で両親とともに暮らしている、ごく普通の大学生。高校生の頃、兄の結婚相手として出会った涼香にずっと憧れている。
矢来誠一(やらい せいいち)
涼香の夫であり、真二の実兄。31歳。海外出張が多いエリート商社マン。
本文内容紹介
(すっ、すごい……いい、これ……)
うかつに身動きしたらそれだけで射精してしまいそうな中、義弟の手が義姉の髪を優しく撫でる。耳元を、首筋を、そして頬を。興奮している兄嫁にとってはその程度の愛撫でも快感が呼び起こされるらしく、身体を強ばらせるのが愛しい。
「んんっ……くオチンチン、おっぱいでコネコネしちゃおうかな」
二つの乳房の間に捉えられたペニスをその間でこねまわし、押しつぶし、そして柔らかく受け入れる。経験の浅い若者は変幻自在の動きに翻弄されるばかりだ。腰から火の柱が背筋を貫いているような熱さが脳内の快感中枢を直撃していた。
バイズリそのものが初めての経験だったが、それで得られる悦楽もまた今まで味わったことのない感覚だ。特に、スベスベでしかもとろけるほどに柔らかい肌に挟まれてこすりたてられる感覚は堪えられないものがあった。
すでにジンジンと下半身に染み出す射精感覚の高まりを感じながら、せめてもの男のプライドとばかりにそれをこらえ、人妻の頬を、首筋を愛撫する。すでに肉悦の中で興奮を高めている美女はそれだけでも大きな快感を感じているらしく、身体を揺すり、可愛らしい喘ぎをあげながら悶えるのだ。
「あん……んんふっ……真ちゃん……優しい……んんっ」
ペロリ──。チロチロチロッ。身悶えしながらの人妻の反撃だった。
「あっ……くうっ……」
指先に電流が走った。頬を愛撫していた指を、涼香が口に含んだのだ。くすぐったいような逃げ出したくなるような快感は、すぐに激しい興奮へと転化した。豊かな乳房を振りたてながらも愛しげに指に口をつける兄嫁の姿が真二の征服欲を強烈に刺激するのだ。
「んんっ……ちゅぷっ。んんふっ──」
(涼香さんが……義姉さんが、ぼくの指まで舐めてくれてるっ)
つい最近まで絶対に手が届かない、近いはずなのにあまりに遠い存在だった義姉。年齢の離れた兄の妻。いつも優しくて、クールそうな外見のくせに意外と子供っぽくて甘えん坊で、しかもエッチな女性。
その彼女が、自分の胸で、口で奉仕してくれている。それはめくるめく感動だった。何年も前から憧れていた女性の奉仕。それも胸での奉仕だ。それ自体ができる女性が少ないだろうパイズリまでしてもらえるとは夢のようだった。
「真ちゃんのここ……ビクビクして苦しそう。出しちゃってもいいのよ?」
タプン、タプン──。乳房の揺れが激しくなっていた。あくまで優しい響きの声も、今は熱く淫らな吐息混じりだ。どうせ出すなら彼女の中でと思っていたけれど、このふかふかの胸の谷間でならば射精してしまってもいいと思えた。
「うん……涼香さん……ぼくも、もう……っ」
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。