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無花果様の、仰せの通りに
 


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リアルドリーム文庫 198

無花果様の、仰せの通りに
小説:懺悔/挿絵:夏桜
2020年8月28日発売

文庫サイズ 288ページ

定価790円(本体718円+税10%)
ISBN978-4-7992-1398-8
 

夫・慎一郎とともに実家の村に帰郷した京香は

因習により、村の神事に参加することに。

その神事とは夫婦の模倣による性交のことで──。

「今は夫のことは、言わないで……お願い……」

やがて神事の行われる社へと迷い込んだ慎一郎は、

自らの妻が抱かれる姿を目撃するのだが……。

 
特典情報


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電子書籍特典


デジタルブレイク限定版には
書き下ろしSS「続章 日常の裏」収録
さらに、下着の色違い差分の表紙イラストデジタルポスターが付属!
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本文内容紹介

「課長の一番深いところ、もうすっかりパックリと開いちゃってますよ」
「いやっ、言わないで……」
「赤ちゃん……欲しいんですよね?」
 京香の息苦しそうな様子は見てるこちらが息を呑む程だった。そんな状態でも彼女は気丈に言う。
「……それは、夫のだけ……」
「本当ですか?」
 ぱしん、ぱしんと小気味良く腰を叩きつける。
「あんっ♡ あんっ♡」
 甲高い声を漏らした後も、京香はなにかに抗うように言う。
「……私が欲しいのは、夫の子どもだけ…………こんな、こんな…………」
「こんな?」
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「あっあっあっ♡ こ、こんな大きいちんぽで、妊娠したいわけじゃない……」
 御手洗さんは京香の腰を掴み直す。彼女の臀部は汗で濡れて、艶やかに煌めいていた。
「だ、駄目ですよ課長……この場だけでも、お互いの赤ちゃんを望まないと……そうじゃないと御役目を果たせませんよ」
 御手洗さんのその言葉が建前であり、彼の目的が別にあることは瞭然だった。
「……でも……でも」
 京香は崖っぷちのところでなにかに耐えていた。
「ふ、振りだけですから……あくまで真似事ですから」
 言い訳するようにそう言うと、御手洗さんは腰の動きを激しくさせた。
「あっあっあっあっ♡」
「ほら、正直になりましょう」
 京香の両手が布団を握りしめる。
「やっあっ、いやっ…………欲しくない……こんな気持ち良いだけのちんぽで、赤ちゃん作りたくない……あっいいっ、すごっ♡」
「気持ち良いですか?」
「きもちっ……いいっ……けど」
「赤ちゃん欲しいですよね?」
「…………お願い……聞かないで……」

 
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※紹介文とイラストは一致しない場合があります。
挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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