「世界は残酷で恐ろしいものかもしれないけれど、とても美しい。
思えば、そんなこと、僕らは最初から知っていたはずなんだ」
殺人の容疑をかけられ護送中のパトカーから逃亡したマナブ。
そんな彼と一緒に失踪する道を選んだリサ。
あれから、七年―。二人は行方不明となりその安否も確認できないまま、
七年の月日が流れた。
ある日、リサの弟・洋一に一本の電話がかかってくる。
姉・リサからの思いがけない電話だった。
彼女たちの消息を追い、七年前の事件について調べ始める洋一。
浮浪少女・サオリとともに、事件の真相に迫っていくが…。
リサ、マナブの行方は?
事件に翻弄されたイズミ、エイミたちのその後は?
洋一が新たに見つけた希望の光とは…。
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