すまねぇゆき…俺ぁ…お前をさらってゆくよ

江戸の花街、芳町には人ならざる用心棒がいる。
漆黒の翼を隠し持つ美丈夫の妖カラスは、
薬を盗もうとしていた美少年ゆきを助けた。
ゆきの事情を聞いたカラスは、
病床の母を診るために住処を訪ねると
そこにあったのは既に事切れた母の亡骸だった……
やせ細ったゆきをこのままにはしておけぬと
妖の営む陰間茶屋へ連れ帰るが、頭の龍原より
��ゆきを育て、客を喜ばせる褥の技を仕込め�≠ﾆ命ぜられ…!?
無垢な少年が美しき陰間に育つとき、
恋の蕾が花開く…妖と陰間の艶恋草子！