「……まぁイヤならイヤでいいけどさ、その場合は、分かってるよね?」
だが、どれだけ見せたくないと思っても、美海に拒否権はなかった。叔父は現実を突きつけるように、自分のスマホを振ってみせる。
「あ……うううう……」
叔父が動画のアップロードボタンを押したら、その段階ですべては終わってしまう。
「わ……分かったわよ」
頷く以外に選択肢はなかった。
(パンツを見せる……したくない。でも、ただ……そう、ただ見せるだけ。そんなのなんでもない。なんでもないんだから!! 大丈夫。絶対大丈夫……)
自分に何度も言い聞かせる。その上で大きく息を吸った。何度となく深呼吸をし、スカートへと手を伸ばした。裾を掴む。
「ふはぁああ!」
すると叔父はそれだけで鼻息を荒くした。やはりとても気持ちが悪い反応だ。ブツブツと鳥肌が立ってしまった。
それでもスカート裾を掴み続ける。
(信司……信司……ごめん。ごめんね)
心の中で恋人に何度も謝罪しつつ、ゆっくりとスカートを捲り上げた。
白い太股の付け根が露わとなる。もちろん、それだけではない。股間部を隠すショーツも剥き出しとなった。
「お、おおおおおっ!!」
叔父は歓喜の声を上げると共に、じっとりとした目で美海のショーツを見つめてきた。
「すごいな。紐パンだ。しかも色は赤……これはこれは、ちょっとエッチすぎるんじゃない? あんなに小さかった美海ちゃんも、こんなセクシーな下着を穿くようになったんだ」
「う……うううううっ……」
(恥ずかしすぎるっ)
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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