「んぅううっ! んぐぁああぁあっ!」
「ひゃっ、グラシアさま……!」
顔面に乗ったリーヴを振り落とす勢いで、グラシアははねた。充血した花芯を吸われるのと同時に後ろのつぼみに粘液が入りこんできたからだ。本来性器ではないところを襲う、未知の感覚に、グラシアは狂乱した。
「やはり成体だと内部も広いね。どんどん進んでいけそうだ」
「んぎゅううぅう……ぶふぅっ! ぐうぅ……!」
ボゥもグラシアを気遣うことなく、彼女のはらわたを侵略する。無残に拡げられた肛門が必死にボゥを押し返そうとするが、その度に花芯を絞られ、意思をかき乱されてしまう。
粘液の責め方は慣れたもので、擦り、締めつけ、くすぐり、グラシアの花芯を翻弄する。なのに、グラシアが絶頂しそうになると粘液は急に大人しくなって、彼女をどうしようもなく煮詰めていった。
「はふ、ふおぉ、おぉおっ! おねがい、します……。まだ、ごしごしさせて……グラシアさま……わたし、もうちょっとで……」
そしてリーヴも大胆になっていた。彼女は太ももでグラシアの顔を挟みこみ、絶頂へと駆け上がろうとする。突起が気に入ったのか、彼女はグラシアの鼻あたりでしきりに腰を回し、蜜口を喜ばせていた。
(お願いだからっ! 早く、終わって……!)
もはやグラシアの身体はグラシアのものではなかった。上はリーヴのおもちゃで、下はボゥの研究対象だった。苦痛と快楽の坩堝でグラシアは為す術なく漂うほかなかった。彼女は生まれて初めて、他者の仕打ちを受け入れ、甘んじるという経験に晒されていた。
「あはっ、はぁあぁっ、くる、きもちぃのくるぅう……っ、ほ、お、おぉお……!」
やがてリーヴの腰がひときわ速まり、ほどなく全身がぐっと緊張した。
「んぐ……こぷっ……はへ……っ」
彼女がついに達したのだとグラシアは気づく。何もする気になれなかった。股も相変わらず責められていて、間断なく刺激が送られてくる。脳がじんじんして、おかしい。
「うあ? あ……あ、ほぁあ……ごめんなさい、グラシアさま……」
顔に蜜とは別の生温かいものがかけられる。口や鼻にも、思いっきり入ってくる。リーヴはグラシアの顔に乗ったままで、また身体を震わせていた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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