「イクと言うのが嫌なら、カイエムが痛い目に遭うぞ。なあ、ヂスタル」
ヂスタル皇太子がテーブルから分厚いステーキに突き刺さったナイフをつかみ上げ、カイエムへ向けて力まかせに投げつけた。ナイフがカイエムの右頬をかすめて、背後の壁に突き刺さる。頬に赤い線が浮かび、たらりと血が垂れた。
リーシャは目を丸くして、あらためて父親も兄たちもカイエムを道具としか見ていないことを痛感させられた。
「わ、わかったわ。次はイクと言う……」
「聞き分けがよくてけっこうだ。さあ、わしの息子たちにも、できたての聖なるおっぱいをご馳走してやれ」
リーシャの背後にダゼル帝がまわり、脇の下から両手を差し入れられ、再び両胸をつかまれた。そのまま巨乳を引っぱり上げられて、強引に立たされた。
「あううっ!」
胸に自身の体重がかかり、巨乳が上向きに引き伸ばされる。本当なら強い痛みがあるはずだが、甘い悦楽しか感じられない。
父親の手が束縛する花嫁の乳房の前に、五人の皇子がいやらしくニヤニヤしながら集まった。全員が身長二メートルを超えるマッチョな大男なので、飢えたヒグマの群れに包囲された気がする。
「誉れ高きアルティア王国産の聖乳だぞ! たっぷりと味わえ!」
強靭な指が柔らかい乳肉に食い入った。
「ひいっあああああっ!」
また脳が焼ける喜悦が走った。リーシャの意思を無視して、二筋の聖乳がびゅるっ! びゅびゅっ! と噴き出る。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
|