肉瘤まみれの産卵器が、ポンプのようにぼこん、ぼこんと大きく波打つ。内部に溜め込んだ卵を、根元から先端へと送り込んでいるのだ。産卵準備のおぞましい鼓動に性粘膜を震わせられた天使たちは、それだけでもまた何度も呆気なく絶頂させられてしまい、もはや拒絶の言葉さえ許されなかった。その間にもポンプ運動は続き、無数の卵がゆっくりと、だが確実に発射の体勢に入る。
(い、いやぁ……キてる……なにか、キてるっ! た、たまご……このままお尻とおまんこに産み付けられちゃったら……わ、わたし……わたし……!)
(い、いや……ダメよ、これはダメぇ! 種付けだけじゃなく産卵されるなんて……こ、こんなのされたらもう逆らえなくなるっ、壊れちゃう……ぅ!)
決定的な破滅の予感に、ゾクゾクと身悶えする敗北の双天使。お互いに救いを求めてぎゅっと手を固く握りしめ、慰め合うように胸を押し付け合うも、もはやそこから感じるのはマゾヒスティックな敗北感だけ。あさましいアヘ顔を互いに見つめ合って、いっそうの惨めさに浸ることしかできなかった。
「ああ……ママ、怖いよ、まま……ぁぁ……」「ああ、悠美……ゆみ……ぃ!」
もはや為されるがままの肉穴袋に、いよいよ『奴隷の証』が刻み込まれる──
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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