肌に密着したままの肉棒は、脈動によって汚液を肌に塗り込み、広範囲にドロドロの粘液を擦りつけてきた。それ以外の肉棒の所業など、もっとおぞましい。制服をコーティングでもするのかというほど濃厚な精液が大量に降り注ぎ、こんもりと乗せられ、確かな重みと粘り、そして熱さと淫臭を八千代の五感に味わわせてくる。
それも、表面だけではない。無理な体勢で、袖口や襟元から必死に捻じ込まれた肉棒は、肌と制服の間でドロドロと蕩けるように何度も爆ぜ、夥しい量の精液が溢れだし、身体の表面を覆い尽くしていく。触手の隙間から肌に絡みついたそれらは、牡エキスでも構わず啜り上げる触手によって、捏ね回され、舐めしゃぶられ、咀嚼されたようにこなれた状態になり、肌の細胞一つ一つにまで、丁寧に塗り込められているようだった。
ザーメン風呂に着衣のまま、頭まで浸からされている──そんな印象と感覚をこれでもかと味わわされたまま、八千代の身体は重く深い、アクメの痙攣に震えっぱなしになる。
「んぷっっ、ぐぷぷぷっっ……じゅぼっ、ちゅぽぉっっ♥」
口内で果てた肉棒が、絶頂による脱力で緩みきった唇からこぼれ落ちると同時、唇や鼻の隙間から酸素が流れ込んだ。それらによって、ただでさえ濃厚だった牡の臭気が一気に膨れ上がり、精液の味とともに口腔へ、鼻腔へと溢れだす。
「んはっっ、あぐっっ、やっっ──んぅぅぅっっ、イクぅぅぅっっっ♥」
味覚と嗅覚は、完全に牡の味と匂いで満たされ尽くしていた。息を吸うだけ、唾液を飲むだけで感覚が精液のそれで満たされ、牡の味に媚びる牝体は、それだけで呆気なくオルガスムスを迎えさせられる。操られるまでもなく──両手は自然と股間に、乳房に伸び、男たちに見せつけるように性感帯を揉み捏ね、その上からまぶされる大量の精液を挟み潰し、グチュグチュと淫猥な音を立て、自らの身体に染み込ませていった。
「やはっっ、いひゃっっ、いやあぁぁぁっっ♥ やらっ、のにぃっっ……あんっ、イクッッ、イクぅぅっっ♥ んぷっっ、ひゃぶっっ、あひぃぃっっ!? ひやぁぁっ、もうっ、いやっっ……精液いやぁっ、だめぇぇっっ♥ イクッッ、いっぐぅぅぅっっっ♥」
痴漢プレイなどというレベルではない、電車内でのぶっかけオナニーショーと化したステージにて、主演女優である八千代の指は必死に淫裂を弄り、愛液を搾るように何度も何度も触手膜を肉穴に擦りつけていた。その艶姿、痴態に魅入られた男たちも、入れ代わり立ち代わり集まっては、新鮮な精液をブチ撒けてゆく。誇張ではなく、頭から爪先までを完璧に精液で覆い尽くされた八千代の瞳は、もはや正気を失いでもしたように蕩け、手指の先は必死に股間を弄り、乳房を潰し、追いアクメを身体に押しつけ続けていた。
「らぇっ……へぇぇっ、止め、なひゃ、はぁぁ……あぅっ、イクッッ、イクぅっっ……」
緩んだ股間からは当然のように小水がもれ、満腹に近い触手が啜りきれなくなったのか、脚を伝ってジョロジョロと床に流れ落ちていく。座席もグチャグチャに濡れており、もはやどう処理しても誤魔化しきれないほどの、淫辱の跡と臭いが刻み込まれていた。
「うふふっ♥ 完ッ璧にザーメン中毒って感じだねぇ、八千代ちゃん♥」
頭にこびりついた精液を、シャンプーかリンスのように髪に、頭皮に馴染ませながら優しく撫で、芽衣がゆっくりと身体を寄せてくる。
「でもぉ──まだまだ、ぜ〜んぜん足りない♥ もっと汚れて、もっと堕ちて、もっと綺麗になろうね、八千代ちゃん……おじ様たちも、まだ協力してくれるみたいだし♪」
彼らの目的地に到着するまで、あと十数分ほど電車は走り続ける。
その間に、どれだけ精液を吐きだせるのか──彼らは競うようにして、精液塗れの二人に肉棒を擦りつけ、浅ましい欲望を浴びせ続けるのだった。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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