「あぐぅっ、あふ、くあああああぁぁぁんっ」
焼けるような熱さが括約筋を蹂躙した。続いて内臓を押し上げるような重い衝撃が、腹部全体に走る。
「ん……凄いわ。本来はそういう穴ではないのに、ねっとりと絡みついてくる……」
桃尻を鷲掴みにし、ゆっくりと揉みしだきながら、アゼルはうっとりと告げた。
「アナルでこんなにもペニスを悦ばせられるなんて、やっぱりあなたは相当な淫乱だわ。それに、あなた自身も満更ではなさそうだしね?」
「……ち、違います。勝手なことを言わないで! ……っ、くああっ」
エクシールは残り少ない自制心を総動員し、必死に否定した。だがアゼルは嘲弄めいた笑みを零すばかりで、まともに取り合おうとはしない。
「嘘はいけないわ。……ほら、こうしてゆっくり引き抜かれると……」
ぬろぉ……と。極太ペニスがアナルから抜け出ていく。すると排泄に似た、だが決定的に違う感覚が、彼女の恥ずかしい穴をちりちりと焦がした。
「くあ……あ、はぁぁぁぁ、あっ!」
ペニスが抜ける感覚が終わると、休む間もなく押し込まれる圧迫感に見舞われた。アゼルが膣で行うのと同じように、本格的な抽挿を開始したのだ。
「あっ、かはっ。んふ、おおおおおっ。おほっ、くうぅぅぅぅぅっ!」
獣じみた嬌声。止めたくても止められない。体は既に快楽に支配されている。前戯もなく挿入されたアナルでイキそうになるほど、出来上がってしまっている。
「ああ、イクわ……エクシール……ああ、エクシール! 受け止めて……私の欲望の全てを!」
エクシールが灼けるような肛門絶頂を極めたのと同時に、アゼルが愉悦ここに極まれり、というような声を上げた。
びゅうううううううっ! びゅるる、びゅうっ!
膣内では何度も受け止めた灼熱の奔流が、今度は腸内へと注がれる。唯一汚されていなかった最後の砦が、無遠慮な白濁に染められていく。
「くひぃぃぃぃぃ、あぐ、くぅあああああああああああああああああああっ!」
気高き神騎は最大級の汚辱をその身に浴びながら、絶え間ない肛門絶頂の波に打ちのめされ、あられもない声で絶叫した。
「……っ。……ああ……良かったわ、エクシール」
アゼルが恍惚の声を漏らし、まだぎゅうぎゅうに締め付けているアナルから、ペニスを引き抜いた。すると栓が抜けた形になり、注がれたばかりの白濁が、どろりと垂れ出てくる。
その姿は例えようもなく卑猥であり、そして無様だった。まさしく敗北者の末路といえよう。
──ただ。その瞳だけは、まだ鈍い輝きを残していたが。
(……負け、ない)
アナルと膣内から精液を垂れ流し、絶頂の余韻で全身を震わせながらも、エクシールは気丈にそう呟いていた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
|