「くふぅ……はぁう……ひぁ! そこ……挿れ……たら……きゅふぅ……ッ」
柔らかな繊毛に直接撫でくすぐられた膣口が熱を帯びて濡れ、触手の先端を挿入された尿道口に鋭い排泄欲求が沸き起こる。
じゅわ……わずかに漏らしてしまった尿水の潤いを感じた瞬間、バスの車内を覆い尽くして伸びた妖根がゾワゾワとざわめき、無言で立ちつくす少年達の身体もそれにあわせて前後左右に揺れた。
(植物の本能が滋養を欲しているのか? 神伽の巫女として、与えるのはやぶさかではないが……信司に排尿の様子を見られるのは、さすがに恥ずかしいな)
背後で見ている少年に、排泄していることを悟られまいとする咲妃の困惑をよそに、滋養に満ちた尿水の源泉を探り当てた樹の根触手は、密生した繊毛を蠢かせて尿道粘膜をくすぐりながら、排尿経路を逆行してくる。
「きゅふうぅぅんんっ!」
ツーンと鋭い異物挿入の感触が尿道を一気に貫き、膀胱にまで到達した。
(ああっ! 漏れる……ッ!)
言葉には出さなかったものの、強制的に尿失禁されられる羞恥で、桜色に染まった美貌が歪み、樹の根に緊縛された肢体が強張ってわななく。
「は、あ、あぁぁぁ……んふうぅぅ……ッ」
眉を寄せ、小さな声を上げた少女の下腹が、筋肉の輪郭を浮き上がらせて緊張し、樹の根に撫でくすぐられた美脚が宙でガクガクと痙攣した。
しかし、咲妃が心配していた尿水の噴出は起きなかった。
膨れあがった樹の根が尿口に栓をしているため、強制排尿で迸りかけた小水が出口で塞き止められているのだ。
ジュルッ……チュルッ……チュルチュルチュルルッ……。
じわり、じわりと岩清水のように漏れ出てくる尿水を、小刻みに脈動する樹の根触手が残らず吸い上げてゆく。
「んっ、んふうぅぅ……はぁはぁはぁはぁ……ひぅ……くふうぅぅ」
下腹の緊張を緩めることができぬまま、退魔士の少女は、膀胱内にまで進入して尿水を掻き回しながら蠢く繊毛の異様な感触に耐えている。
(吸われている……膀胱の中……全部……くうっ!)
尿水吸飲の異様な快感にモジモジと切なげに蠢いてしまう下半身を、何とか制御しようと試みる呪詛喰らい師であったが、尿道と膀胱内で蠢く繊毛触手は、強烈すぎる尿意と、異様な快感を湧き起こらせて、恥ずかしい身悶えが止められない。
チュルッ……チュルルルルッ……クチュクチュクチュッ。
小さな吸飲音を立てながら、繊毛触手は敏感な尿道内を弄り、さらなる滋養を要求するかのように、膀胱壁を掻きくすぐって刺激してくる。
(ダメ……だッ! イクッ! イッてしまうッ!)
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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