「……少し、少しだけ」
寝ている少年を起こさないように注意しながら、ジャシンダは左手で胸元の赤いシャツをそっとずらした。
白い乳房が外界に出る。
頂を飾る赤い乳首が、ぷっくりと膨れていた。
「……」
ジャシンダは軽く自らの乳房を手に包んだ。
昔から大きいほうだという自覚はあった。武芸の稽古に邪魔だとしか感じていなかったが……。
「わたしはもうすぐ、死ぬ。結婚も、出産も、恋愛も、セックスもすることなく死んでいく。少しぐらい母親の真似事をしても罰は当たらないだろう」
緊張に身を硬くしながらもジャシンダは、自らの右の乳首をすぐ近くにあったキアロの唇にそっと押し込んだ。
ムル……
疲れ果てているキアロは完全に眠りに落ちていた。だから、口に入った乳首を、吸うことも、舐めることもしない。
しかし、ジャシンダは圧倒的な多幸感に包まれてしまった。
「はぁ……これが母の歓び」
少年の温かい唾液を塗られた乳首が勃起していく。同時に下腹部の奥がキュンッと下がるのを感じた。
慌てて左手を下ろすと、黒い短パンに包まれた股間を押さえる。
ジュンッ
恥ずかしいほどに濡れていた。いや、まるで失禁しているかのようだ。
ジャシンダは右腕で、キアロの肩を抱きながら、左手を黒いパンツの中に入れた。そこはすでに大洪水である。
「ちょっとだけ、久しぶりにちょっとだけ……」
自分に言い訳をしながらジャシンダは五指で陰阜を包む。
最初は肉裂を少し撫でるつもりだったのだ。しかし、気づいたときには激しく前後させていた。
クチュクチュクチュクチュ……
「ヤバい、指が止まらない。キアロは寝ているのに。子供が寝ている横でわたしは何をやっているんだ……ああん」
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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