「舐めよ」
どや顔で、無駄なイケメンポーズである。
ドSな男が、肉奴隷にしている女にフェラチオを命じさせているかのようであった。
これで股間に逸物が隆起していたら、完璧だったのだろうが、銀色に萌える陰毛の向こう側には、肉の亀裂がある。
どんなにイケメンの美男子、お伽噺の王子様のような顔をしていても、女であることは確かだ。
尻の穴まで晒したポーズで、クールに決めている男装の麗人を前に、ジリオンはいささかヒく。
「いや、姫様、それはさすがに……」
「どうした。おまえはオ○ンコを舐めるのが大好きなのだろ。ご主人様のオ○ンコが舐められないというのか」
「はぁ〜、承知しました」
大きく溜息をついたジリオンは、大股開きになって椅子に座っているエレナローラの前に正座する。
ちょうど鼻先にエレナローラの秘部がきた。
(エレナローラさまって、ほんと性格は悪いけど、美人なんだよな。オ○ンコも綺麗だ。でも、この鼻にツンとくる甘酸っぱい匂い。これって処女臭だよな。改めて考えてみると、まだ未使用なんだよな。美味しそう。思いっきり舐め回したい。でも、さすがにこれはダメな気がする。姫様は外交の大事なカードだな。国のことを考えたら、その貞操は大事に守られるべきだ)
ジリオンの視線は釘付けとなったが、廷臣としての義務感から動くことができない。
硬直しているジリオンを見下ろして、エレナローラは鼻で笑う。
「何をしてるんだ。おまえはオ○ンコが好きなんだろ」
右腕で頬杖をついたままドヤ顔をしたエレナローラは、左手を下ろすとジリオンの見守る肉裂の左右に人差し指と中指を添えてV字に開いた。
くぱぁ
「っ!?」
エレナローラの女性の秘密がむき出しになる。
陰核に、尿道口に、膣孔。女性器にあるべきものはあるべき場所にある。いかに男装の麗人であっても、牝ということだろう。
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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