足が庇からはみ出し、靴先に雨粒が当たった。だがそんなことは気にならない。詩月の眼前には光紗の胸があった。頭を光紗の手で支えられて、ちょうどよいところに位置を調整される。唇の端に、ふにふにと乳首が当たる。暴力的とさえ感じた。
「私のおっぱい……詩月ちゃんにちゅうちゅうってされたいな……」
「っん、ちゅぅ」
詩月は夢中で光紗の乳首にむしゃぶりつく。赤ちゃんになった気持ちで透明な母乳を味わおうとする。光紗の胸の中で、詩月は彼女の快楽に奉仕する。
「くちょ、ちゅうぅっ、みささん、みささんのおっぱいぃ……」
「ひっ、うううぅう……っ! しづき、ちゃあん……っ」
頬がすぼまるぐらい吸いつくと、光紗の鳴き声がひときわ甘く蕩けた。そのまま光紗が覆い被さってきたせいで、詩月は彼女に溺れる。光紗の双丘が詩月を押しつぶしていた。五感すべてが光紗に占められて、意識が曖昧になってくる。
「っあ! み、みさっ、さ……ぁあん!」
その恍惚に割りこんだのは光紗の指だった。授乳しながら、光紗は片手を詩月のスカートの中に滑りこませていた。
可愛い下着が丸見えになるぐらいまくりあげられて、湿気と汗で蒸れた太ももを撫でられる。当然のように光紗の手は詩月の下着に進む。詩月は足をばたつかせる。ローファーが石床を鳴らした。
「これは雨のせいじゃ……ないよね」
「ふっ、ぷあぁ、あああぁー!」
下着越しに弱いところを指でかりかりされてしまい、詩月は光紗の胸から口を離してしまった。
そんな詩月に構わず、光紗は下着をずり下ろした。じっとりと湿った陰唇に中指が分け入り、そのまま指の腹を蜜口にあてがう。
本文中より抜粋
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