乙女のたった一枚しかない大事な膜が突き破られた。 入口さえ突破してしまえば、あとは道なりだ。狭い隧道を押し開きつつ進み、ついには最深部にまで押し入った。 ドスンッ! 未開の地に初めて鍬を入れられて、開拓された乙女は、まるで釣り上げられた魚のようにピクピクと痙攣している。 「痛かったね、ごめん」 「……」 ショウシは声もなく、閉じた両目の端からツーと涙を流した。 膣洞が、ギュッと逸物をネジ切らんとばかりに締めてくる。 締まりすぎで痛いほどだ。ワドリーテのほうが柔らかく、やわやわと締めてきて、楽しめた。 (それにすごいザラザラの肉壁だ。これが初物喰いってやつか) 例えて言うならば、ワドリーテは女としての完成品だった。八百屋で売られているような、見た目にも美しく、食べれば甘い。食べごろの果実だ。 一方でショウシはまだまだ青い果実である。これからじっくりと手をかけて、甘い果実に熟成させなければならないだろう。 (ショウシはこれから、わたしが極上の女に育ててやる) そんな男としての野望が、ナオシの胸の奥に沸々と湧き上がる。 「ショウシ、見てこらん。わたしのおちんちんが身体の中にズッポリと入っている」 「はい。嬉しいです……」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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