(鈴の身体、まるで楽器みたいだ……)
調律師ならではの感想を抱いた拓登は、甘く澄んだ声を上げる恋人の身体を、全身全霊の愛撫で弾き奏でる。
「ひゃぅ、んぁ、はぁぁぁぁんっ!」
ツルリと滑らかな脇は、甘い汗に濡れていて、羽毛で撫でるようなタッチで指を這わせると、くすぐったさが転じた快感で鈴の身体をのけぞらせ、引きつった嬌声を上げさせる。
「はぁ、はぁ、はぁ、ふぁ、ひゃう、んっ、あ、あ、あはぁ……」
脇腹にうっすらと浮き出た肋骨の凹凸を、ピアノの鍵盤のようなタッチで愛撫すると、しっとりと湿った甘い喘ぎが、喉奥から紡ぎ出されてくる。
「ひぅ! んっ、ひぁ、拓登ぉ、も、もう……ぐちゃぐちゃになっちゃいそう」
細く引き締まったウエストから、まろやかに張り出したヒップ、むっちりとした太腿へといたる曲線を何度も撫でてやると、鈴は快感に身悶えしながらすがりついてきた。
「いいよ、ぐちゃぐちゃになっても、俺がちゃんと調律してあげるから」
泣き喘ぐ唇に吸いついた拓登は、尻の谷間に滑り込ませた指先で、アヌスの蕾まで愛撫してやる。
「ひゃはんっ! そこ、ダメ、あぁぁ、変になっちゃうっ! 拓登ぉ!」
「ここも気持ちいいよね? 可愛いよ、鈴」
恥じらいながらも、アヌスの快感に翻弄される鈴の顔を見つめながら、拓登は愛撫を続行する。
「ふわ、あっ、あっ、あんっ! お尻……そんなにしたら、んはぁぁ、アソコも、熱くなって……ひゃふぅ! ひぁ、あっ、あっ、あぁぁぁんっ!」
本文中より抜粋
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