吐息を乱れさせて、わずかに開かれたままで閉じることのない唇は唾液に照り光っていて……顔全体が、耳までほんのりと赤くなっている。
(なんというか、すごく……)
かわいいというか、征服欲を煽られるというか。うん、とても愛しい。
こんな状態で生殺しもかわいそうだ。ここは一回、軽くイカせてしまおう……。
「イッていいんだからな……?」
「え、ちっ、ちがうわよ……んんっ! こ、こんな場所で、そんなに感じてるはず……っきゃう!」
耳元で囁きながら右手に力を込める大樹。
なにやら言い訳めいたことを言っていたセーラだが、そのクリトリスをくりっとねじるように押し込むと。
「きゃふっ! あっ、あ……はぅぅぅーっ……」
声を抑えながらも切なげに身悶えてしまう。
「大樹っ、はんっ……! だめっ、はぁぁ、っんく、あっ、あっ、んんんっ!」
もにゅもにゅっと乳房を揉み揺らしながらも、股間に這う指はどんどん動きを激しく。
にちっ……ずずず、ちゅ、にちゅ、にちゅ……!
濡れたせいかぴったり恥丘に貼りついたショーツが、躍る指先に掻き回されていやらしい音を立てる。
本文中より抜粋
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