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くノ一淫闘帖 下巻 天正秘録編
小説:綾守竜樹 挿絵:B−RIVER
 
朱唇を噛み締め、深山を駆けるくノ一の双脚より滴る恥蜜。
頭領、薊の命を受け、隠れ里より脱した巴を
復讐に燃える蟲忍と、艶やかな甲賀くノ一が狩り立てる。
子壺を苛む蟲の媚毒と、胸乳を引き絞る赤い傀儡糸を前に、
孤立無援の伊賀くノ一は、ただ股座を震わせるのみ……。
 
くノ一淫闘帖 下巻 天正秘録編
あらすじ
百花忍軍の頭領、薊の犠牲により
蟲忍の里から逃れた伊賀くノ一、巴。

しかし、その子壺にはすでに蟲が宿っていた。
壺憑之蟲――それは蟲忍の子種汁を糧とする異形。
日を追うごとに強い飢えを訴える淫蟲は胎内に媚毒をまき散らし、くノ一の股座を男に貫かれる悦びに焦がれさせる。
そして、復讐を誓う蟲忍、桑太が、飼娘に躾けた甲賀くノ一の菫とともに、巴を狩り立ててゆくのだった。
雌蕊を食い締める赤糸と鼻腔を満たす精汁の臭い。
股座を埋められる悦楽に取り憑かれた伊賀くノ一は、畜生のように躾けられ、 ただ阿鼻叫喚の絶頂地獄に意識を沈めさせてゆく……。

『二次元ドリームマガジン』連載作品に 加筆・修正と描き下ろしイラストを合わせて贈る 待望の完結編。
 
二次元ドリームノベルズ083
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN4-89637-131-3 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

「さあ、薊……これで終わりだ、これで最後だ」

尻蕾のうえで円を描いていた永憑之蟲が、皺の集約点に当てられた。
ひんやりとした肌触りが、尻たぶを踊らせる。
象牙の白さに青筋を浮かびあがらせる。
「だめっ、だめだめだめぇっ……やめてえぇっ、いまっ、いまされたらあぁっ」
尻穴の造りを知悉した者でなければできぬ強引さで、桑羅が一気に、串刺しすれすれの突きこみを為してきた。
「ひーっ」 腸皺が、粘りをきかせながら破れた。
身の毛もよだつ違和感が、秘壁を無理やりくつろげる。
意に反して寂しがっていた肉襞たちが、いっせいに歓呼を叫んだ。
「ひいっ、ひいーっ……ひいいーっ」
めりめりと臓腑らしく軋みながら、腸腔が拡張する。
押しいってきた肉塊を包みこみ、あたかも頬ずりするかのごとく締めつける。
外からはうかがい知れぬ狂乱が、薊の芯をうち砕き、背骨を溶かしてヘビのようにくねらせた。
頭のなかでまぶしい水音がして、涙のかたちでこぼれ出していった。
目隠しがみるみる濡れそぼち、頬に筋を走らせる。
「……い……いッ、イクッ」 首も折れよとばかりに頤を突きあげ、鵺が地の底より飛びたつときの鳴き声を放った。

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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