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ダブルバインド
小説:黒羽亜紀彦 挿絵:なぎ正朋
 
マフィアが日本進出のために放った刺客、蘇芳鈴。
だが彼女は裏切り者として凌辱の私刑を受ける羽目に。
組織の下っ端たちの慰み者として、果てなき快楽の奔流に狂わされる芳鈴。
裸身にギリギリと食い込む縄の感触が、女を被虐の悦びに溺れさせていく……。
 
ダブルバインド
あらすじ
東京への進出を狙う台湾系マフィア「白虎幇」 ――その殺し屋として暗躍する美少女、蘇芳鈴。

普段は留学生として女子大に通う彼女だったが、大学で出会った親友、福原絵美の身に組織の手が及ぶにいたり、友情と忠義の狭間で煩悶することになってしまう。
その隙に乗じ、かねてから芳鈴の身体を欲していた男たちが裏切り者への罰を口実として、劣情のままの凌辱に及ぶ。
豊満な乳房の、張りも見事な尻の、柔肉を絞り出すように施される淫縛。
かつて少女の身体に刻まれた被虐の快感が、肌に食い込む縄目の感触に呼び起こされていく。
身動きできない状態で男たちに好き放題に嬲られ、禁断の魔悦によってもたらされる官能に、少女はただ快楽の虜へと堕とされてしまうのか……。
 
二次元ドリームノベルズ067
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN4-89637-105-4 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

(どうなってるの? これ、絵美ちゃんだと思うけど……)

手首は向かい合った柔らかい女体を抱き締める形で括られていた。
口には猿轡を噛まされ、目隠しもされている。
二人ともパンティは履かされていたが、上半身は何も身につけていない。
足はぴったり閉じる形で、足首、膝、腿をきつく巻かれている。
身体の左側を下にする形で寝かされているので、絵美の身体が乗った左手が痺れてしまっていた。
だが体勢を変えようと動いた瞬間、乳首と秘唇をすさまじい刺激が襲った。
「ングァウッ! クゥウ〜ッ!」 「ンフゥッ! ンォオッ!」
二人ともくぐもった喘ぎとともにのけ反ると、今度は激痛が走った。
ちょうど向かい合わせに密着した乳首が、糸のようなもので巻かれているのだ。
自分では見えないが、根を括られた敏感な突起は極限まで膨れあがっているに違いない。
また、股間に通された縄が互いの手首と繋がっているらしく、絵美が動くたびに秘部が擦られる。
しかし、激しくのけ反ったりすれば乳首がちぎれそうになるのだ。
(やだ、なんて縛り方……。李の奴……)
下は固い床なので、同じ体勢でいるのはかなり辛い。
しかし、動いたりもがいたりするれば、身体のどこかにおぞましい快感が奔る。
しかも追加で媚薬を飲まされたらしく、肉体の火照りはどんどん大きくなってくる。

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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