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くノ一淫闘帖 上巻 天正秘録編
小説:綾守竜樹 挿絵:B−RIVER
 
伊賀の里を滅ぼした仇敵を追うくノ一、棒傀儡の巴。
彼女は敵の背後に、「蟲忍」と「蚕」の存在を探り当てる。
そして、その隠れ里へと赴いた巴が目にしたのは、
「蟲忍」たちに嬲られる百花忍軍の頭領、薊の乱れきった姿。
やがて、巴も「蚕」の真の意味を知ることになるのだった。
 
くノ一淫闘帖 上巻 天正秘録編
あらすじ
百花忍軍ガくノ一、棒傀儡の巴。

彼女は伊賀の里を滅ぼした仇敵を追い、 「蟲忍」の隠れ里へとたどり着いた。
だが、そこで目にしたのは、かつての己の頭目、薊が男たちに肛虐を懇願する姿であった。
巴は救出を試みるも、逆に薊自身の手によって囚われてしまう。
そしてその身体をもって、「蟲忍」に伝わる秘術を体験することになるのだった。
肉体を蝕む媚毒と、「蟲忍」による責めの秘儀。
異形どもの紡ぐ悦楽が、淫術に長けたくノ一の魂魄さえも搦め捕らんとする。
魔悦の果てに巴を待つものとは?

好評を博した『二次元ドリームマガジン』掲載分に 加筆・修正と描き下ろしイラストを加えてお送りする、くノ一陵辱絵巻をとくと御覧じろ。
 
二次元ドリームノベルズ059
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN4-89637-091-0 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

「……やめ……ろぉおおっ……おぉぉ、っぉおお……」   声にならなかった。

巴は目尻を凝らせ、ただ吐息を漏らした。
呻きのようなそれの合間に、歯のかち合いが割り込んでくる。

「……ぉ、っか…ぁく、はっ……は、ぁぉお……」   粘膜で武装した侵略者。

一尺近い体長のそれは、侵されたことのない深奥まで、一気に突貫をかけてきた。
内臓を遡り、喉を擦って口から飛び出すのでは、と慮ってしまうほどの勢いだった。
便通とは逆の、異物が潜り込んでくる感触。
腰の裏あたりが、獰猛な痒みを訴えてくる。
まるで、舌の先で臍の裏を突き回されているようだ。
巴は瞳まで凍らせて、死んだように硬直した。
ただ女のたまきわる滴、 ――どぷっ、どぷぷっ――どぱっ。

恥蜜だけを、滝流れさせていた。
「くひひ。巴はんったら、お乳だけやなくてェ……こっちも脆いようやなァ」
舌を伸ばしたままにもかかわらず、桑太が嘲りを投げかけてくる。
その嘲笑が法螺貝であったかのように、巴の尻が震え始めた。
尻頬の肉が、音を立ててヒクつき出す。
排便刻に負けじと伸ばされている肛皺も、対岸を求めて伸縮し始めていた。

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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