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鬼姫
小説:市川創士郎 挿絵:深泥 正
 
この世に巣くう鬼をすべて倒さなければ、
死ぬことも許されない呪いを負った鬼姫――。
紅葉という名の彼女の身体を狙い、悪鬼が蠢く。
奸計にはまった紅葉は、邪悪な肉欲の餌食となり、
異形の者に幻惑と淫らな術で蹂躙され、己を見失う
 
鬼姫
あらすじ
橋本拓海は恋人を何者かに惨殺された過去を持っていた。

その恋人の誕生日、遺体が発見された場所を訪れた彼は、突如現れた鬼に襲われたところを紅葉と名乗る若い女性に助けられる。
彼女は鬼たちと戦うことを宿命づけられ、1000年の時を生きてきた鬼姫だった。
死にかけた拓海は彼女と身体を通わせることで救われ、恋人の仇が鬼であったことを知る。
こうして、助力を申し出た拓海と紅葉の二人は、仇となる二匹の鬼、幽鬼と剛鬼との戦いに挑むのだが――。
硬く脈動する鬼の肉棒が紅葉の股間を抉り、淫らな幻覚が紅葉の知覚を狂わせる。
強姦と殺人を楽しむ双子鬼の術中にはまった鬼姫は、腰をくねらせ、欲望のまま快楽を貪るのだった。
 
二次元ドリームノベルズ045
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN4-89637-066-X C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

「ああ……も……もう……もう……」
「もう、なんだい?」

愛撫を中断して、幽鬼が顔を上げる。
だが、紅葉はなんとか口を真一文字に結んで、彼が望む言葉を口にするのを我慢した。
その彼女の態度に、幽鬼も呆れたようなため息を漏らす。

「本当に強情だね。さすがは鬼姫。その精神力に免じて、ご褒美をあげるよ」

そう言うなり、幽鬼は紅葉の一番敏感な真珠に舌を這わせた。

「あやあぁぁっ! そん……いきなりっ! きゃうううう!」

ここまで焦らされてきた部分に、一転して与えられた強烈な刺激に、紅葉は髪を振り乱して悶えた。
再び発生していた快楽の炎が、たちまち彼女の全身を焼き尽くす。

「あああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!」

脳で無数のフラッシュが瞬き、紅葉は両足を爪先までまっすぐに伸ばし、身体を強張らせた。めくるめく快感が、いくつもの波紋となって全身を駆け抜けていく。
それが収まると、彼女は再びグッタリと虚脱した。  「はぁ……はぁ……はぁ……」

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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