霞直はお仕置きのように、先端をパクリと咥え込んだ。生暖かな口腔粘膜に包まれ、蕩けるような甘美な疼きに、精液が漏れそうなほど肉竿がビクンと跳ね上がる。
「ふむっ!」
口蓋を刺激されて息苦しそうに顔を顰めるが、吐き出そうとはしない。息を整え、一気に根元までズブズブッと飲み込んだ。
「あ! あうあああああっ!?」
ただ霞直も、口いっぱいに頬張ったペニスを、どう刺激していいのか分からないようだった。不躾な侵入者である肉棒に居場所を奪われた舌が、野太い胴の裏筋を掠める。
「ふわゥ!!」
「んぐ……ふあ…………。こえ、気持ちいいろ?」
突然暴れたペニスに喉を突かれて苦しかっただろうに、口に咥えたまま、上目遣いで尋ねてくる。圭介が頷くと、唇の端で満足そうに微笑み、くるくるっと舌を絡め始めた。
「あ……あ……気持ちいい……! 霞直さんの舌、ぬるぬるして……ぼ、僕のに……!」
腰が動く。温かい唾液でぬめる霞直の口を犯す。だがフェラチオ初心者の彼女は、勝手に動かれては困るのか、鍛えた腕で暴れる腰を押さえつけ、自分から首を振って、プルンとした唇でペニスを扱き出した。
「すごい……大きくて、顎、外れちゃいそ……んじゅ、じゅぷ!」
「ああああああう! そ、それ、気持ちよすぎ……ひふわぁぁぁぁっ!」
「んぷぁ……そんな可愛い声で悶えられたら、アタシも……興奮しちゃう……あむ」
本文中より抜粋
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※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |