「あうぅぅっ……なんですの、こ、この……うぐっ、ぬ、濡れて、気持ち……わ、るっ……んぅっ！」
ヌルついた粘液が潤滑油となり、表面は柔らかくとも芯を感じさせていた機械触手の群れが、心地よい感触を持って肌を撫で回す。味わったことのない甘美な刺激を無視できず、サイネリアは熱く吐息をもらし、艶めかしく眉をひそめさせられた。
『ひひひっ、こいつぁすげぇ……』
『軍服がグッチョグチョに濡れて、張りついてやがらぁ！　デカパイの形が丸わかりだぜ！』
「くふぅぅんっっ！　んぁっ、だ、だま、りぃっ……いひぃんっ！　んひっ、ひぃぃ……」
すでに首筋からお腹の下、もちろん腋の下や乳房の谷間に至るまで、上半身は粘液を頭から浴びたように、ドロドロになっていた。厚い生地でありながらも、濡れた軍服は美女の肉感的なラインをくっきりと浮かび上がらせ、身体に張りついている。両手を使ってもようやく片乳を掴めるかどうか、というほどの豊乳が二つ、胸元を張りつめさせて膨らみ、テラテラと卑猥な光を見せつける。
その内側を金属管が蠢くたび、グチュグチュと淫靡な音を響かせ、卑猥なマッサージが繰り返された。豊満な乳房の根元から、輪になって絡みつくコードが滑り上がる。円が窄まるように乳房を扱き、先端はブラの裏地に擦りつけられ、そのたびにサイネリアは背中を跳ねさせ、悶えさせられた。
（あぁっ、い、やっ……あぐぅっ！　んむっ、胸、はぁぁ……んふぅっ、ふぁっ、はぁぁんっ！）
ネトネトと絡む粘液が糸を引きながら、繰り返し乳房を扱き続ける。まるで揉みしだかれているような肉悦に腰が痺れ、いつしかコードに支えられなければ、立っていられないほどに脱力していた。
筋弛緩は唇にまで伝染し、気を引き締めようと集中しなければ、甘い声を垂れ流すように響かせてしまう。しかし乳房を捏ねられながら腋下をくすぐられ、鎖骨をなぞるように舐められ、粘液を塗りたくられると、それだけで頭の中が火照り、身体の芯が熱く疼いてたまらなくなる。
（こんっ、な……どうして、こんなにぃっ……）