触手の欲望に呑まれた童貞のラルは初々しく乳房の感触に感動していた。
腕や太股よりも肉厚で柔軟。その姿が見えていなくても触手が豊乳に沈み込むのが解り、温もりに触手の先が震えてしまう程心地良い。
「オレの動きは下手糞なんだろ? だったらいいじゃないか」
尋ねると少女は蕩け始めた赤眼をハッとさせ、そっぽを向く。
「そ、そうよ! 下手糞過ぎて、気持ち悪いったらありゃしないわ!」
唇を震わせ、汗が浮かび始めた頬を真っ赤にして言い訳してくる。
「…………そうか、悪かったな!」
「あ、そ、そうじゃなくて、え!?」
何か言おうとしたが、待機させていた肉枝触手全てを問答無用で強情な剣士に絡ませる。
胸や足に絡ませた触手だけでなく、スカートの中の陰部付近も触手ブラシで激しくじゅるじゅると擦った。
「あはあぁッ! あぁああぁーッ!?」
ショーツの中に触手を入れ、牝丘に触れるか触れないかという股の窪みを弄ると、腰を高く突き上げながら体を仰け反らせ、顔を歪めるエレア。
強烈な甘い刺激で更に高い快感悲鳴を上げ、必死に押し留めようとしていた牝反応を見せ始める。
「ほらほら、下手糞な愛撫に気持ち良くなって来てるんだろ?」
普段なら彼女に対しこんな振る舞いは絶対にしない。だが今まで我慢にがまんを重ねた牡、そして触手の多大な性欲で心が捻じ曲がっていた。
「!! へ、変態触手人間ッ! アタシはぁ、気持ち良くなんてぇないぃ!」
剣士という立場、更にその性格から少女は中々折れようとしない様だ。
(絶対に、絶対に屈服させる!)
しかし欲求塗れの触手人間にとって、屈しない姿は興奮剤以外に他ならない。
触手少年は上体を起こし、胸当てに手を掛け半ば無理やり取り外す。
強情娘の布服と触手に包まれた二つの豊乳が自由を得て跳ねた。
服は多大な粘液で濡れ染み、ツンとした汗と、牡棒汁と同じ臭いの触手粘液が混ざり合い卑猥に香る。
「なんだ、乳首ビンビンじゃないか」
わざと先端は外して刺激していたのに、服と下着越しでも解る位に彼女の胸の先端は尖り揺れている。
「ッ! ち、違う! これはそういうデザインの服だもんッ!」
「……なら確認させてもらおう」
服の中に潜り込ませた触手の先を尖らせ、外に向かって突き立てて服と下着を一気に切り裂く。
「あッ!?」
エレアが言葉を失う中、服の胸部分に大きく開いた穴から、抑圧を失った乳房がたぷんっと重そうに顔を出す。
重力に引っ張られつつも丸い形を保つ乳房は粘液でじっとりと濡れ光り、ピンクの先端が切なく尖っていた。
「やっぱり。乳首こんなに勃起させて……触手好きの淫乱剣士」
剥き出しになった乳首に肉枝触手を絡ませ、入念に弄る。
小指の爪程に膨らむ先端をシゴくと腰をビクビクッと震わせ、口の端に涎を垂れさせてスカートの中の股をもどかしそうに揺らしていた。
「ふぁあッ!? ひゃんぅッ! あ、あッ、か、感じて、感じてなんかぁ」
声に段々と張りが無くなり悩ましげに言い淀み始め、荒い牝の息遣いをしているのにまだ快感を否定する。
触手のプライドから苛立ちを感じ、少年は強情娘の膝後ろを触手で掴むとM字に大きく開かせる。
「!? な、何を、きゃぁッ」
そのまま上に持ち上げて、少女の後頭部は触手壁に着けたまま、そして下半身は宙に浮かせた、でんぐり返しに似た格好をさせる。
自ずとスカートが重力で捲れ、中から乙女の下着が現れた。
「ド変態!! そんなトコ見るなぁ!」
下の方から怒声が聞こえるが無視をする。膝立ちの自分の視線と丸い尻の位置がぴったり合い、初めて見るソコをたっぷり凝視した。
張り出した尻肉と、緩やかに膨らむ陰部を覆う下着は多大に濡れて張り付き、割れた恥裂を浮かばせていた。
鼻で息をするとむわっとした牝蜜の香に誘惑され、一気に脳内が痺れて股間と触手が疼く。
(やっぱり濡れてる、オレの触手にエレアが濡れてる!)
自分が気持ち良くしたのだと実感すると同時、ムラつく感情と苛め抜きたい触手願望に意識が朦朧とした。
後もう少しで落とせる。そう本能で感じ責めを激しい物へと思考が巡る。
「見えるよなエレア? お前のまんことろとろになってるぞ」
自分の股に愛液が垂れ、秘裂にピタッと張り付く下着を下から目の当たりにした黄金髪の彼女が目を見開く。
「ふ、ふざけないでッ! ……こ、これは、触ってたアンタの触手が先にイッちゃったから汚れてるだけよ!」
顔を真っ赤にし、感じていた事を隠そうとしているのか反論してくる。
「そうか……なら確かめよう」
しかし怯む事無く責めを再開する。先を裂かせた肉枝触手を変形させ、自分の舌と同じ形に変えて見せ付けた。
「つ、次は何を……んひゃあ!」
触手舌で意思の固い少女の頬を、ペロリと舐める。首筋や手足、服の穴から零れた豊乳もべろべろ舐め回す。
「な、何これ? し、舌が沢山! んぅう! な、舐められてるぅ!?」
無数の肉舌で全身を舐め始めると、擽ったそうに身を震わせつつも猿怪物の時より嫌がっている雰囲気では無く、強情娘は目を細めて浸っていた。
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