「ほっほっ。これでは儂だけの愛では祓えぬのではないか?」
「はぁはぁ……分からない……もう分からないわッ!」
笑う神魔官の声に、退魔巫女は長い黒髪を振り乱して答える。
彼女自身、もう身体の火照りをどうすればいいのか理解できない。
ただ本能のまま肢体を上下させ、淫らな騎乗位姿を晒しながら否定と肯定の間で苦悶する。
「はうッ、熱いッ……熱いのッ! 胸もアソコもお尻も、はふッ、お腹の中まで……ッ!」
「それはお主に取り憑いた悪魔が苦しんでおる証じゃ。もっと愛を求めて身体を動かし、淫らな声で叫ぶがよいっ」
「あ、悪魔が……」
(悪魔の所為にすればもっと気持ちよくなれる……。悪魔の所為にしてしまえば、痛みで感じても私は巫女でいられる……)
心の奥で湧き上がった言葉に、退魔巫女の気持ちが大きく揺らいだ。
その悪魔の囁きともいえる言葉は快楽に抗っている精神を壊し、決して戻れない言葉を唇で象り始める。
「悪魔……、そ、そうよ。悪魔が苦しんでいるのッ、だからもっと私を愛して、もっと気持よくさせてッ!」
言葉にした途端、今まで快楽を否定していたことがバカらしくなった。
膣を擦られ子宮口を叩かれるムズ痒い快楽に、遥は瞼を閉じて陶酔する。
「ほれ、もっと腰を前に突き出し、胸も張ってカメラに見せるのじゃ」
「あふッ、はぁはぁ……か、カメラに……んぅううッ!」
彼の言葉のままに肉槍を咥える秘孔をカメラに見せ、揉まれる胸を張って乳輪まで膨らんだ頂を主張する。
それだけで、彼女はネットの向こうを想像して子宮を収縮させた。
「お主に取り憑いた悪魔はよほど強力なようじゃ。愛にも耐えられず痛みの快楽に溺れるなど、さらなる愛と罰が必要なようじゃな」
「ンッ、はぁはぁ、ば、罰って……」
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