|
「……貴様らっ……必ず、滅ぼしてやるっ……」
アサギが、胸の中で煮えくり返っている怒りを吐き出すのと同時に、触手の大軍が襲いかかってきた。
ズヌルルルッ……! ヌボボボボッッ……!
粘液まみれの触手が、アサギの足に、首に、胸に、腰に、絡み付いてずるずると這いずる。撥水加工を無効化されているのか、忍服に粘液が染み込んで至る所に黒い滲みが生じる。
(くっ、ううっ……何だ? ……身体が熱いっ)
粘液まみれにされながら、アサギは異変を感じていた。着衣越しであっても、触手の触れた皮膚に、疼くような切なさが生じつつあるのだ。
「まずは準備運動といきましょう。そいつらの分泌する粘液には媚薬作用がありましてね、たっぷり全身に擦り込んであげますよ。ククク……」
「ふん……こ、こんなモノ、効いてなどないわ」
アサギは身体の奥からじわじわと広がる、熱くやるせない疼きを堪えながら魔界医を睨み返す。
「おやそうですか? ではその、尖ってるのは何ですかね、クククッ」
「あらあら、随分ご立派な乳首とクリちゃんじゃない。よく育ってるわよ」
嫌らしい笑みを顔に張り付けて揶揄する二人。
「……っ!」
アサギは自分の身体に生じている欲情を指摘され、思わず顔を赤らめた。視線をやれば、豊かな乳房の先端と引き締まった両脚の間で、忍服が隆起によってくっきりと持ち上げられているのだ。
乳首は親指の第一関節ほど、そして勃起クリトリスは小指ほどもあるのが、布越しに見て取れる。
「クク……格好つけてみても、虐められて気持ちよくなっちゃう豚さんなのよね、アサギちゃんは」
「この程度では物足りないですかな? では……」 |
|
|