|
「ううん、気持ちよかったの……♥ けんごくんのおちんちんで、突いてもらうのが……とっても♥」
だから──はしたないぐらいの強い言葉で、伝える。もっと動いて欲しいと。おねえちゃんで、気持ちよくなってと。
「……分かった。動くよ……?」
ほんの少し迷った様子を見せ、改めて宣言した彼が抽送を再開する。
ぐにゅ、ずちゅ、じゅぶと、遠慮がちに探るような動きで、女の穴が寛げられた。
「ふぁああっ♥ あっ……ひぃン♥ 気持♥ちぃい……きもちいぃいン♥」
弟のモノに吸い付いた膣襞がめくり返され、淫らな悦びに全身がわななく。
触れ合った粘膜からどろどろに全身が蕩けていくような淫楽。悲鳴のようなよがり声が止められない。代えるように何度も快感を訴えて、ダイジョウブのサインを送る。
恥ずかしいけどあの時みたいに辛くはない。むしろその言葉は自己暗示というスパイスになって、悠里を増感させた。
突き込みは少しずつ早くなる。ぐちゅ、ぐちゅ、と途切れがちな水音が、ぐっちぐっちと繋がって響き始める。それでも彼は、時折腰を止めて様子を見る。でもその位置は決まって一番深く、ペニスを埋めた状態で──。
「うぁああぁぁンらめっらめぇ!♥ あかちゃんのへやぐりぐりされたら、きもちよすぎておかしくなっちゃうぅンッ♥」
本人の意図は別として、数度突いて奥を捏ねるやり方は、的確に牝の身体を追い詰めた。
彼に抱かれてすでに一度、その前には数えきれないほどの絶頂を覚えて敏感になった女体は、容易くアクメへの階段を登っていく。
「ンッ……そっか、こういうのが気持ちいいんだ」
そのうえ──ソフトな動きでも感じさせられることに味を占めたのか、また彼のいたずらっこな部分が顔を出し始めてしまった。腰がぐっと押し込まれ、ぐりぐり8の字が描かれる。 |
|
|