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正義のヒロインと悪の女幹部が
生中継でポロリするようです
小説:酒井仁 挿絵:SAIPACo.
 

 ぎゅるるるるる……にゅるるるるる……。
 ぬるぬるした液体の感触と股間を撫で上げられる感覚に、ベラドンナの身体がびくんと跳ねる。
 手足を拘束台に固定されているとはいえ、まったく予想もしていなかった未知の感覚に、女幹部はぎりりと唇を噛み締める。
(これは、ローション? くっ、こんな機能まであるなんて……ッ)
 ぎゅるるるる……毛にたっぷりと染み込んだローションのぬめりを利用して、刷毛車は容赦なくベラドンナの花弁をねぶり上げてくる。
 肉ひだが絶妙な力で押しつぶされ、粘液の中でわななき、汁を飛ばす。
 それは生き物の舌と違い無機質な感触。
 だが、モーター駆動によって一瞬も休むことなく敏感な肉芽を擦り立て続ける。薄い布地がローションでてかり、そこにくっきりと貝の身のような花弁が浮き上がる。
(くっ、あの女のことだから、きっと局部をアップで流してるに決まってる)
 冷徹な女プロデューサーの顔を思い出し、ベラドンナは恥辱に唇を噛む。
「さあ、質問の続きです。あなたには自慰の経験がありますか、レディ・ベラドンナ?」
「うっ、くぅう〜っ。あ、ある、わ……あるわよ、そう言えばいいんでしょうっ」
 いずれにせよ自由を奪われ、嬲られ辱められるしかないのだ。
 今さらセクハラ尋問に答えることを拒んでも仕方がない。しかし、刷毛車は離れるどころかますます強く押しつけられ、回転速度は上がっていく。
 ぎゅるる……ぬりゅりゅりゅりゅ……。
「ん、ひぃうっっ! ちゃんと答えたわよっ」
「ああ、これは失礼。ですがレディは最初、ウソの回答をしましたね、そのペナルティですよ」
「くっ……あ、ひぅううんっ!」
 
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