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「や……やめて、ください……。そ、それ、だけは、ゆるして……」
先程まで翻弄されていた快楽もすっかり消え去った恐怖の表情で、シエナはその凶器を凝視しながら許しを乞う。しかしその言葉も、陵辱の獣にとっては己の興奮をより高めるための伴奏でしかなかった。
く、ちゅ……。
男の手に導かれ、ぱんぱんに膨れ上がった雄生殖器の先端が乙女の割れ目の入り口をくつろげた。さらに膣口が左右に引き伸ばされて亀頭を咥え込んでいく途中、陰唇を拡げたところで一度止まる。
「……い、いやぁっっ!!」
凍りついたように動かなかった身体が、その時呪縛を解かれたように動き出した。拘束されながらも精一杯もがいてみせる反抗に、男たちの動きが止まる。自分の言葉を、拒絶を理解したかに見えるその表情に、シエナは一縷の望みを抱いた。
「お願い、こんな事は、もう止め──」
しかし次の瞬間、男は再び無慈悲なまでに腰に力を入れて押し出した。
ず、ぷ、ぷ、ぷ、ぷ……。
「う、ああ───っ!」
下腹部の下、熱く火照った部分で、何か布が破れるようなイメージを感じた。脳裏がぱっと赤黒く染まって、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちる。大きく広げられたままの敏感な恥ずかしい部分から熱と激しい痛みが走ったのは、その一瞬後だった。
ぐりぐり……ずむっ!
(いっ! いたいぃぃっ!! いたい、いたい、いたいぃっ!)
多少はほぐされていたとは言え、通常よりも大きな逸物を狭い処女孔に強引にねじ込まれる苦痛に呼吸が止まる。精神的な衝撃よりも、まずシエナを苛んだのは圧倒的な痛みだった。
天才錬金術師の処女を奪った男は、そのまま無造作に最後まで肉の凶器を押し込んだ。入り口では恥骨がぶつかり、胎内では固く熱い先端が子宮口を叩き、なお破瓜の痛みに身をよじる彼女の視界は白くちかちかと瞬く。
「ぃ、たいぃ……」
うわ言のように同じ言葉を繰り返すシエナをよそに、性獣は快感を得るために動きを始める。 |
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