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「お前たち、に、見せるわけじゃ、ない、からな」
求められて応じたと思われてはたまらない。潤む瞳で懸命に睨み付けながら告げると、なぜか歓声が一段と昂ぶった。その音圧に喘ぎながらアルベルトは、ぼろぼろに破けて濡れそぼったドレスの残骸から手を離した。
ズル……、ヌチュル……、グチョ……。
「ん……うっ、く、ふ……」
汗をふんだんに吸った布地が自らの重さで勝手にずり落ちる。ヌルヌルした衣擦れのこそばゆさにゾクゾクと腰が浮き立った。
(は……ああぁっ!! こんな、はしたない様ッ、見られてっ、見られてしまっているのにッ! く……うぅッ、気持ち……イイ……)
好色な視線に晒された状況で認めたくなどないのだが、肉体を揺るがす感覚に逆らえない。
蒸れ蒸れにこもった熱から解き放たれ、素肌に外気が触れる。開放的な涼しさに虚脱感が増して思わずへたり込みそうになる。膣口と尻穴がふわっと弛みかけ、慌てて気を取り直すと、
「やっと脱ぎやがった!! もったいぶりやがって」
「うはあ、思った通りすごい乳だ。下着から殆どはみ出してるっ!」
一斉に男たちが舞台に押し寄せてきた。我先にと齧り付きで魔女の悩乱ボディを舐め回すように観賞する。その勢いに気圧され、アルベルトはよろめきながら後ずさった。
「く……ぅ、見る……な……ッ」 |
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