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お兄ちゃんなんて大キラい!
小説:さかき傘 挿絵:e4
 

「どう? えらそうなこと言って、私のパンツ見て動揺してたでしょっ。ほらほらほらっ」
 これまでの恨みもこめて、体重をかけてやる。
「む、むぅ……」
 ムチムチと肉付きの薄いロリータヒップに踏んづけられ、男は確かに戸惑っていた。
(あは……なんかこれ、楽しいかも)
 兄を尻ビンタしている。軽くサディズムを煽る行為は、亜美にも不思議な高揚感をもたらした。
 まっすぐに伸びた足が、さらに勢いを増して屈伸する。
(……あンっ○ おしっこのところキュンてくる。あっ○ あっ○)
 とくに腰を落としたとき。下敷きにした顔の、鼻とぶつかるところから、ムズつくようなパルスが走る。
「んふっ、あっ、あっ、あっ」
 初めて兄を攻撃できる興奮。そしてこみ上げる、女としてのえも言われぬ衝動に、少女の吐息がはずむ。
 マシュマロのようなお尻はひとりでにリズムを刻み、上下だけでなく前後、左右といった軌跡も描きだした。
 純白のクロッチが何度も何度も男の鼻っ面を往復する。
「ぬぅう、やるな妹よ」
「っ、……ンフっ、こーさん、する?」


 
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