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「……ふん! 口だけなのはお前のほうね。威勢の割に……っ。随分、優しい愛撫じゃない」
「キシシ、相変わらず口の減らない女だ。まぁ確かにこのアーマーは厄介だが、それならそれで楽しみ方はあるってことよ……そら、こんな風になぁ」
シュ、シュッシュッ。器用に蠢く蜘蛛の指に、胸アーマーの隙間から乳峰を摩擦された。太ももへはスーツ越しの愛撫が執拗に繰り返され、さわさわと股間へ近づいては触れずに遠ざかるのを繰り返される。背後から回された四本の手は、まるで痴漢のようないやらしさで淫猥なタッチを繰り返す。
(っ……な、なんていやらしい動きなの。もどかしい動作を繰り返して……し、しつこい……!)
さして力は込められていない。だが、だからこそ焦燥感を煽られる絶妙な力加減。無数の指がせわしなく動き、スーツ越しにもどかしいタッチを繰り返す。まるで、小さな虫に這い回られているようだ。
「っ……ふ。く、んぅ……っ!」
ムズ痒い感覚に、小さく身じろぐ変身少女。極薄のスキンスーツは装着者の反応速度を何倍にも強化するが、神経を興奮させ過敏にしてしまうデメリットも持つ。薄生地越しにさわさわと撫でられるだけで、ゾクゾクと堪えがたい掻痒感が募っていく。
「シュシュ、たまらねえなぁこのスーツの感触。スベスベと指に吸いついてきて……気持ちイイぜぇ」
「な!? 何を馬鹿なことを……へ、変態め!」
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