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(奈津樹さん、いやらしすぎる……っ!)
名を知ったことで彼女に対し親近感めいたものを感じると同時に、そのすべてを見てみたいという欲情も自分の中に芽生えている。
特に、さっきからチラチラと視界に飛び込んでくる下半身のくねり……がに股の中心にある部分が気になって仕方ない。
スカートは充分に捲り上げられているものの、少し暗がりになっていてよく見えない。ただ、黒いストッキングが余計に黒く染みを作っているのは分かるし、クッキリとした陰裂を浮かび上がらせているのも分かる。
(さっきからあんなに自分で擦って……)
ペニスを味わいながらオナニーにふける彼女の指先は、舌の動きと同じでだんだん激しくなってきている。
ぴったり密着した薄布を秘裂に沿って上下に擦り、食い込みをよりハッキリと。かと思うと人差し指と薬指とで谷間を割り開き、くぼんだように見えるその中心を立てた中指で掻きほじるように。
額にもうなじにも汗を浮かべて一心不乱な彼女は、自分から滴った愛液が床の上に水滴をいくつも盛り上げていることに気づいているのだろうか。
ドクン、ドクンと、さっきから心臓の高鳴りが収まらない。その脈動とリズムを合わせるように、ペニスの根元、腰のあたりが放精を求めてジクジクと疼いている。
――出してしまいたい。思いきり、彼女の口の中に汚らしい液体を。
すでに一度射精していては、それを押しとどめる理性も存在しない。ただそれだけに、今の彰は欲望を暴走させてもいた。
ぐっと押し出した腰で、ペニスを彼女の奥深くまで。奈津樹はわずかに視線を上げただけでその行為を受け入れてくれる。
(だったら……もっと!)
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