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デビルインサート
小説:089タロー 挿絵:時知らず
 
(だ、だめっ……! も、漏れちゃう! 何かが……っっ!!)
 自覚した途端、根負けしたように乳頭の先がクパッと開き、白い液体がプチュッ、と滲む。一瞬の後、それはビュウッと透明管の中に消えた。
(な、何……今の……? 汗? 魔水? 何かが……私の胸から出て……!?)
 溜まった汚物を吐き出したような、一瞬の開放感が張乳房を襲う。魔水に浸され、膨張しきった乳房は、毒を溜め込んだ水風船を連想させる。その毒が放出されるような案楽感。
「ケケェッ! もう一押し!」
 乳房に撒きついた肉触手が、さらに強く乳肉を絞り上げる。バネのように絡みながら、伸びきった釣鐘乳房を、先端に向かって上下に激しく擦る。ムニュムニョと前後に形を変える乳の先に、内側の熱液感が集約されていく。一度軽く決壊した乳栓にさらなる津波が押し寄せてきて、またも何かがジュワッと迸っていく甘感覚。それが膨らみきった勃起乳首に到達した瞬間――
「ぬぁん!! んあああァァァァァあああ!!」
 目の中で火花が散った。堪えていた羞恥の塊、それがとうとう限界を超えて――失禁した――ライアにはそう思えた。
「はひャああァァっ! ふうっ、ひあァァァ……出るゥ、何か出るううんんっっ!!」
 キュウッ、キュルプププシュルルゥ――ッ! ピュププッ!!
 
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