|
強烈な衝撃に妹姫の背中は弾けるように仰け反り、姉姫は全身の筋肉を硬直させて呼吸を、唱歌を止める。頼みの綱の魔法歌は途切れ、宝玉の輝きが急速に薄れていく。
(ああっ! …し、しまったっ! 歌がっ…そんなっ…あっ、ああっ! 歌、歌をっ…続けなきゃぁぁっ! ああぁぁっ…ぁひっ…)
「姉様っ…あっ…あぁぁぁっ! …姉様…っ…あっ…ああっ…」
無論、呪樹は魔法歌を唱い直すチャンスなど与える筈がなく、容赦ない責めのストロークを続行して二人を追い上げる。
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぱっ…!
すっかり発情した妹肉は侵入する姉器官の鈴口を、亀頭冠を、肉幹を、幾重もの蠢く筋肉の輪で順繰りに圧搾して歓迎する。ぬかるむ肉襞が鋭敏な薄皮を、神経の集まった縫い目を容赦なく密着摩擦する。その刺激は煮えたぎる溶岩のような快楽となってペニスの中芯から恥骨の裏側へとが流れ込み、臍から下の肉体をとろかしてしまう。
「…るぁぁぁ…っああっ、あっ…ああぁ〜ぁ…ひっ…ひあっ…ぁああっ…う、歌わなきゃ…ああっ…駄目、らめっ…らぁあぁ〜…ぁひぅっっ…あぅっ…」
グラディリエは懸命に再度の唱歌を試みるが、怒濤のごとく押し寄せる快楽の前にもはや集中力を維持することができなかった。切れ切れの魔歌にはもはや宝玉を輝かせること叶わず、ただ愉悦の淫音だけが死の森に響き渡る。
|
|
|