立ち読みページ
 
触装天使セリカ
原作:TOUCHABLE 小説:黒井弘騎 挿絵:キャビア
 
 「う、あ……ひ、んんんっ!」
 ぎゅ、にちゅ、にちゅ! 凄まじい力で、たわわな乳峰を根元から揉み潰された。形のいいカップがぐにゃりと撓み、白いコスチュームに無数の皺が刻まれる。痛み混じりの虐悦に、セリカは喉を仰け反らせ身悶えた。
 イカの形質を獲得したスクィードミニオンの軟体触手は、淫靡な柔軟さとしなやかな強靭さを兼ね備えた。軟質な表面を脈動させながら、ぐいぐいと力強く乳房を搾られる。そのたび変形したコスチュームの裏生地に乳肌を摩擦され、余計に甘い快感を煽られた。
「う、あ……や、やめなさい! そこ、お、おっぱいばっか……くぅうう、んんんっ!」
 魅力的な巨乳を狙うのはイカの怪物だけではない。変身スーツの裏生地には大量の肉粒が生え、それらは絶え間なく蠕動を続けているのだ。小刻みなイクラの愛撫とダイナミックな巨大触手の搾乳、まるで違う二種の責めでコスチュームの中と外から同時に可愛がられ、耐え難い乳悦が迸る。
(だ、だめ……胸はダメよ。おっぱいだけは、しつこくされないようにしないと……!)
 きつく唇を噛み締め、必死に耐え忍ぶ変身少女。溢れんばかりに実りきった熟巨乳は、生意気な外見に反し、情けないほど快楽に従順なのだ。生来の発育ぶりに加え寄生生物に侵蝕改造され、セリカの両胸は、今や自分でも制御できないほど貪婪な快楽器官と化している。その敏感さたるや、変身時のコスチュームの密着感だけでも乳首を勃起させてしまうほどだ。そんな鋭敏すぎる弱点を、イカとスーツに同時に責められたら――
「くう……ダ、ダメ。胸は、おっぱいはダメよ。こ、これ以上は許さな……あああ!」

 
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