「ハァ、ハァ、よせ、中で擦れっ……ひィ、入ってくる、なぁ……!」
(細いものが中でうねうね動いている、信じられない、どうして、感じるッ……奥が疼いて、痺れて、腰が、動いてしまッ……!)
どうにかして逃れたいが、苦痛を伴うこれまでの刺激が感覚を疲弊させ力が入らない。力んでそのままこらえようにも感度が上がってそれすら出来ない。奥で小さく粘膜をまさぐりちゅるちゅると蜜汁を吸われるごとに、四肢から不覚にも力が抜けていき怖気すらもが霞み始める。
化け物相手に屈するわけには──そう己を叱咤した矢先、新たな触手が群れ成して襲い来た。同じく細長い触手を伸ばし、複数まとめて膣孔に入ってくる。
「よせ、そんなに入らなッ──ひいィ!? ひ、開い、てぇッ……!?」
触手群は侵入と同時に膣孔をぱっくりと開口させてきた。先端を小さなフックに見立て、外縁に引っ掛け八方に向けて開くかのごとく。
おかげで奥まで丸見えとなり怪物と怨敵の視姦を許した。強烈な羞恥に喉が震え、粘膜がひくひくと勝手に収縮する。
「こいつはいい、子宮の入り口まで丸見えだ! ククッいいザマだ、無様としか言いようがないぞ!」
「ハァハァ見るなっ、お、犯すなら、犯せっ……私は貴様などに、辱めなどに屈しない……!」
「ふん、だそうだ。マザーよ、お前の望むようにしてやれ」
すでに余裕など皆無と見たかジャグハバットに笑みを消す素振りはない。
片やマザーは変わらず無機質で感情らしきものはやはり見えない。活発に動くのは触手のみで本体はふよふよと宙に浮かんでいるばかり。
それでも何かしらの衝動はあるのか狙いを膣に定めて責めてくる。細長い先端を執拗にうねらせ濡れた粘膜をぬるぬるとまさぐり、滾々と湧き出る熱い体液をクラゲさながらに吸収していく。ヒダ肉を緩く引っかく行為は刺激を与える意図に他ならず、丹念に膣肉をこすられるたびに女体は感度を上げ身震いと共に吐息を弾ませる。
「ハァハァ、ハァハァ、く、なぜ……こんなァ……!」
(感じてしまう、ヒダヒダが擦れて、痺れて、もうッ……わ、私、耐えられ、ないィ……!?)
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