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女体化聖騎士クリス 身代わり騎士は孕んで堕ちる
小説:淡海翁人 挿絵:むらさき朱

 

 肉襞は挿入に合わせてペニスを歓迎するように締め付けている。抜くときは硬殻一片一片に名残を惜しむかのように吸い付く。
 いつの間にか膣内は血液以外の液体で潤い、苦痛以外の感覚を神経に乗せて伝えていた。
 嫌だ。嫌だ。嫌だ。
 勝手に魔族なんかに媚びるな。私の体は私のもののはずだ。
 自身の意思を無視して男根に屈従し、変化していく肉体に怖気が走る。
「ひッ! も、もう、やめ……ひっ、い、いや、いやっ! お願い、早く、んンっ、はやく、終わって――」
 悪魔の指が太腿に食い込む。
 腰の動きが速くなってきた。執拗に子宮を狙うような動き。獣欲と本能に根ざした律動。
 これは、この動きは、知っている。
 射精される。
 種付けされる。
 子宮まで魔族に占領される。魔族を受け入れさせられる。
「い、いや、いやだ! それは、それだけは! やめろ……やめて! いや、いや、抜いて、いや、いやあッ!」
 そのために女になったはずなのに、思わず拒絶の声が喉をついて出た。
 本能的な怖気に突き動かされ、私は半ばパニックになってゼペイルの体を掻きむしる。
 必死の抵抗も虚しく、悪魔のペニスが子宮口に食い込んだ。
 どぷっ! びゅぐびゅぐっ!
「あ、ああ、いや……、で、出てる!? あ、あ、ああ、ひあぁぁ、いや、精液、中にぃ……あ、ああ……っ!!」

 
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