(中出し……って、妊娠──いや、でも、変身解除したら大丈夫なはず──)
だって、自分は男なんだから──まさにそう考えた瞬間、悪魔の手がアイリスフィアの首をそっと掴んだ。
「魔力に守護されし聖魔天姫の卵、そうやすやすと孕ませられるとは思いませんが……もしかしたら、ということもあるかもしれませんねぇ?」
「関係ねえよッ、男に戻ったら──」
「戻らせはしませんよ」
アガレスの手が少女の首から離れる。と、同時にアイリスフィアは首を軽く締めつけられる感じがした。
アイリスフィアの首に巻きつくように、黒いチョーカー型の拘束具が出現していたのだ。
「ッ……な、んだっ……?」
「私の魔力から創造した『首輪』です。それがある限り貴女はその姿のまま、力も大幅に弱まることになります。……男に戻るなどとんでもない!」
にわかには信じがたい宣告。しかし実際に試してみると、確かに変身を解除することはできなくなっていた。
背筋がぞくり、と震える。変身を解除できないということは、つまり、妊娠してしまう可能性がゼロではないということだ。
膣口からどろりと溢れ出した中出し精子が聖衣の股布に染みを作る。アガレスは震える少女の股を開かせるように抱き上げ、むき出しの肉槍を突きつけた。
「今夜は一度きりでは済ませませんよ。少しは孕みやすくなるでしょうし……それに、貴女の身体が絶頂の悦びを忘れないようにしっかりと刻み込んでやらねばなりませんからね」
「────そう何回も好き勝手されてたまるかよっ……!」
アイリスフィアは男の慰みものにされる覚悟を決めるが、さっきのような無様を晒すつもりはない。未知の感覚に翻弄されたのも最初だけ、次からは我慢もできるようになるはずだ。少女は頬を赤らめながら、凶悪にいきり立った肉棒を待ち構える。 |