「おぉ、おおっ、腸壁までが纏わりついてくる、子宮さえもが咥え込まんと……良いぞ、良い! そろそろだ!」
魔神が笑みと共に歯軋りし、二本の男根を目いっぱい痙攣させる。
「出すぞ、我が迸りを! 孕むがよい、無数の種すべて宿し完全に!」
「いや、いやぁ、これ以上孕むのは、ああッでもぉッ──!」
不意に恐怖が脳裏を過りルーミルは刹那だけ硬直する。
が、官能に呑まれた淫らな女体は針ごと乳頭を摘まれた瞬間、さらなる肉悦に身をのたうたせ、ついに主ごと魔神に屈服した。
「あ゛あ゛乳首千切れりゅううッ!! もおらめイグうッ、尻ッ、ま〇こッ、こっちもぐちゃぐちゃに孕ませてイガせてえ゛え゛え゛え゛ッッ!!」
「よくぞ言った、そら受け取れっ!」
「あッあ゛あ゛ア゛ア゛ア゛イグイグイグうううううッッ!!」
──キュウウウゥゥゥッ……!
──ドクッドクッドクッドクッドクドクドクドクン!
膣襞と腸壁が浅ましく媚を売り、二つの肉槍を根元からねっとりと搾り上げる。
それと同時に魔神の巨根は歓喜にびゅくびゅくと脈打ち震え、二本の先から新たな熱液を噴水のごとく胎奥へと解き放っていった。
「くるぅッ、きもひッ、子宮ッ、腸ッ、どぷどぷッ、膨らみゅうッ……!!」
快感の度合いを示すがごとく熱液の量は凄まじいものがあり、それが二本同時とあって胎を異常なほど膨張させ満たしていく。
(精液ッ、くる……子宮に溜まって、また、受精してくっ……!)
次々と雪崩れ込む熱の感覚の中、生命の胎動をも強く実感する。新たな受胎とそれを得ることで力強く息づく魂。輝きを増す文様を見るまでもない、魔神の子が今さらなる力を得て育ちつつある。卵から胚と成り血肉を得た。その事実を子宮を通じて明確に悟る。
(俺、ついに……ああっ……) |