「……覚悟なさいグラッド……わたくしは、何が起ころうとも絶対に負けたりはしませんわ」
レイピアの切っ先を黒衣の仮面怪人へと向ける。この一撃で終わらせるという強い意志を込めて、神聖なエナジーを高めた。
(神聖なエナジー……わたくしは信じています。ですから、わたくしに……正義に勝利を!!)
神に祈るようにして心の中で異世界の力に祈る。目の前の悪を裁く為に、正義の勝利を信じて。
「シャイン……スラストぉッ!!」
神聖なエナジーを大量に込めた必殺の威力の突きは、避ける動作を一切見せないグラッドの心臓部分へと確かに迫り……。
「んひいぃいいいいぃいいぃいいぃぃッ!?」
レイピアの先端が触れた瞬間。変幻ヒロインの全身を異常なまでの肉悦が襲った。
まるで全身が性感帯になったかのような、空気が触れるだけですら悦感を覚えるほどの敏感さ。グラッドを攻撃した反動だけで、シャインミラージュの全身は肉の快感に支配されてしまう。
ぷしゃっと一瞬で絶頂にまで跳ね上げられた身体が潮を噴き散らし、強制的に顎が跳ね上がった。
「こ、これぇえぇッ!! んほおおぉおおぉぉぉ!! 身体、一気にぃいいいぃぃぃ!?」
完全に不意打ちとして味わう凶悪な快感刺激に蕩けきった表情のまま舌を垂らし、強く握り締めていたはずのレイピアはカランと音を立てて地面へと落ちる。 |